全日本スポーツカー耐久選手権第2戦、富士1000kmのグリッド予選が6月2日、富士スピードウェイで行われ、 #16無限クラージュLC70を駆る伊藤大輔が1分31秒065をマークしてポールポジションを獲得した。
午後2時40分、グリッド予選が開始された。
本来ならこのグリッド予選は、LMPクラス、LMGTクラスそれぞれが20分間の専有走行を行う40分間のセッションだが、
今回も菅生に続いてエントリー台数10台という状況であるため、「参加台数の合計が20台に満たない場合には、
全てのクラスの混走による20分間の予選時間に短縮することが許される」という規定を適用して20分間で行われることとなった。
LMP2、LMGT1、GT2の各エントラントが予選開始早々から積極的にアタックに出て行く中、
LMP1の2台は残り時間6分を切ったところで漸くアタックを開始した。
まずは#22ザイテックを駆る野田英樹が1分32秒909をマーク、次の周回では32秒579までタイムを縮めて見せると、
#16クラージュをドライブする伊藤大輔は2周目のアタックで一気に1分31秒065と、午前中の自己ベストを更に上回るタイムを叩き出し、
あっさりとポールポジションを手中に収めた。
伊藤は、残り時間1分あまりでピットイン、早々と予選を切り上げた。
すると、他のドライバーもこれに続くように相次いでピットイン。
終了30秒前までには全車が走行を終えるという、なんともあっさりとした予選となった。
LMP2クラストップは総合3位の#18エイムスポーツGC-21、 LMGT1トップは総合4位の#21ダンロップフェラーリ550GTS、LMGT2トップは総合5位の#27KRH F430GTだった。
JLMC第2戦決勝は明日午後1時30分より、220周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA