TCRジャパン第3戦レース6公式予選は10月19日(土)、モビリティリゾートもてぎで行われ、「Hyundai Elantra N TCR」をドライブする加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)がチームメイトのチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)を0.366秒差に下して今季初のポールポジションを獲得した。
公式予選は午前9時15分から15分間。前夜に降った雨が路面に残りウエット宣言が出されているがレコードラインは早くも乾きつつあるという状況で、タイヤの選択も難しいコンディション。気温は24度だ。4台のTCRマシンは全車ウエットタイヤでコースインした。
インラップを終えるとチェと加藤は相次いでピットイン。路面の状況を見てスリックタイヤへと交換する。キム・ソンヒョン(KMSA MOTORSPORT N)と志賀卓弥(Audi Team Mars) はステイアウトを選択するがこの2台も次の周回にピットイン。タイヤ交換を始める。
残り9分を切ってチェがピットアウト、加藤も続いてピットアウト。ここからがタイムアタックだ。
インラップを終えて残り5分、チェが2分9秒986のトップタイムをマークするも1分後にコントロールラインを通過した加藤が9秒483でトップを奪う。志賀とキムもピットアウト。
残り3分、チェが2分8秒126でトップを奪い返すと加藤が再びベストタイムを更新、6秒612を叩き出す。チェは続く周回で6秒978までタイムを削り取るが0.366秒及ばず加藤のポールポジションが確定した。シリーズ開幕から続いていたチェの連続ポールポジションは5でストップした。3番手は初めてTCRマシンをドライブした志賀、キムはピットアウト直後にV字でスピン、停止したまま4番手で予選を終えた。
レース6決勝はこのあと午後1時35分より23分+1周で行われる。
Text: Junichi SEKINEPhoto: Asako SHIMA