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第8戦鈴鹿公式予選 太田格之進が快晴の鈴鹿で初ポールポジションを獲得

ポールポジションを獲得した太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦「JAF鈴鹿グランプリ」の予選が、11月9日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が、キャリア初のポールポジションを獲得した。

 2レース制となる今大会の初日。鈴鹿サーキットは朝から秋晴れとなった。日差しが照りつけるなか、午前9時5分から予選が行われた。

■Q1 Aグループ

 ユーズドタイヤで1周した後、ニュータイヤに履き替え、ウォームアップから各車アタックに入った。

 阪口晴南(VERTEX CERUMO・INGING SF23)1分37秒247、岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)1分37秒106とトップタイムが塗り替えられるなか、逆転チャンピオンを狙う牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が1分36秒786と唯一36秒台に入れてトップに立った。

 今大会でスーパーフォーミュラ引退を発表している山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が、最後に2位に食い込む1分37秒084をマークして締めくくった。

 順位:牧野-山本-岩佐-阪口-笹原-福住/国本-小高-三宅-大津

■Q1 Bグループ

 Aグループ同様に、ユーズドで1周した後にニュータイヤに履き替えアタックに入った。

 ところが、5番目にアタックラップに入った木村偉織(San-Ei Gen with B-Max SF23)が、NOPPOコーナーでコントロールを失い、コースアウト。グラベルに捕まってしまったため、赤旗が提示され予選は中断となった。

 残り3分として再開された予選だが、この中断が大きく響いたのが、ランキング3位の野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)。コース前半でタイムが伸びず、まさかのQ1敗退となってしまった。

 短い予選時間をうまくまとめたのは、シリーズリーダーの坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)。1分36秒台に入れ、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)を抑えて、グループトップでQ2に進んだ。

 順位:坪井-太田-佐藤-山下-大湯-大嶋/野尻-小林-平良-Juju-木村

■Q2

 山本、佐藤のPONOS NAKAJIMA RACINGコンビが、真っ先にコースイン。ゆっくりとタイヤを温める。

 最初にアタックに入ったのは岩佐。後から続く、牧野、坪井らのポール候補を上回るタイムで、各セクタータイムを刻んでいき、1分36秒335をマーク。牧野は1分36秒593、坪井は1分36秒707と届かず。流れは完全に岩佐の今季二度目のポール奪取に傾いた。

 しかし、その後にコントロールラインを通過した太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が、1分36秒094で岩佐を逆転。自身初のポールポジションを手に入れた。

 前大会の富士でも惜しいところでポールを逃していた太田は「やっと取れたという感じですね」と笑顔を見せた。

 順位:太田-岩佐-佐藤-牧野-坪井-山本-阪口-福住-大湯-笹原-大嶋-山下

 今大会の1レース目、第8戦の決勝は、本日午後2時30分から31周で行われる。

ポールポジションは太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)

予選2位は岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

予選3位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

予選4位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

予選5位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

予選6位は山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

予選4位の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

予選6位の山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Astushi BESSHO


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