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SUPER FORMULA

第8,9戦鈴鹿フリー走行 引退表明の山本尚貴がトップタイム

フリー走行:トップタイムは山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

 11月8日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第8,9戦「JAF鈴鹿グランプリ」のフリー走行が、三重県・鈴鹿サーキット行われ、今大会で引退を表明している山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)がトップタイムをマークした。

 今シーズンの最終大会となる今大会。富士大会に続いて2レース制となっており、これがタイトル争いにどう影響し、どう動くのか、注目される。

 現在のランキング上位は、富士大会で連勝を遂げたシーズン3勝の坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)86.5p、2勝の牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)72p、同じく2勝の野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)70p、1勝の岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)55.5pと続いている。

 なお、ITOCHU ENEX TEAM IMPULの19号車は、前大会アグレッシブな走りを見せたニック・デ・フリースから、事前にアナウンスのあったとおり平良響がドライブする。

 気温はやや低いが、秋晴れとなった金曜日、予選前、唯一の走行となる90分間のフリー走行が、午後2時25分から始まった。予選を占う上で重要なセッションだ。

 開始30分時点で1番手、2番手に並んだのは、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)(1分39秒509)と、今大会限りでSF引退を表明している山本(1分39秒692)のPONOS NAKAJIMA RACINGの二人。

 3番手以下は、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、チャンピオン最右翼の坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、逆転チャンピオンを狙う牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、笹原右京(VANTELIN TOM'S SF23)と続いている。

 折り返しとなる45分経過時点では、ルーキーの木村偉織(San-Ei Gen with B-Max SF23)1分38秒831でトップに上がってきた。これに、タイムアップした山本1分39秒239、走行前「予選が重要」と語っていた野尻1分39秒455、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)、佐藤、阪口晴南(VERTEX CERUMO・INGING SF23)が続く。

 この後、岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)、山本が、僅かに木村を上回り、1時間経過時の順位は、岩佐-山本-木村-牧野-野尻-山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)となっているが、開幕大会では1分36秒台が出ているので、タイムとしてはまだまだだ。

 残り20分で、ここまで12番手の三宅淳詞(ThreeBond Drago CORSE SF23)が2コーナーでスピン、コースオフ。エンジンが止まってしまい赤旗が提示され走行は中断。

 残り10分で再開されると、ここからは各車予選モード。

 そして、最後のアタックでトップに出たのは山本。引退を表明しているとは思えない走りで1分37秒360のトップタイムをマークした。

 以下、僅差で岩佐、牧野、佐藤、山下、坪井、野尻、福住と続き、タイトルを争う選手は、しっかりと上位につけた。

 明日、第8戦の予選は、午前9時5分から行われる。

フリー走行:2位は岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

フリー走行:3位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

フリー走行:4位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

フリー走行:5位は山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)

フリー走行:6位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO


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