FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第5戦富士レース11決勝 初参戦の佐野雄城がデビューウィン!!

 2024年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズチャンピオンシップ第11戦の決勝が9月14日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした佐野雄城(TGR-DC RS FR)がFRJデビュー戦で初優勝をものにした。

 第13戦決勝は午後1時10分より15周で行われた。天候は晴れ。路面はドライ。スタート時の気温は30℃、路面温度は41℃だ。

 ポールの佐野はスタートでクラッチ操作にミスがあり、予選2位の卜部和久(TGR-DC RS FR)の先行を許す。予選3位のミハエル・サウター(G FORCE F111/3)は3番手でオープニングラップを終えるが、4周目の最終コーナーで佐野のインをついて2位に浮上すると、トップの卜部をも追い上げにかかる。

 サウターは6周目の1コーナーでアウトから卜部に並びかけるが、ここは卜部も一歩も引かず、トップを守って2コーナーを立ち上がった。

 しかし7周目のダンロップコーナーでインに飛び込んだサウターと卜部が接触。スピン状態に陥った卜部のフロントウィングをサウターが踏んでしまい、卜部はそのままピットに戻ってレースを終えた。サウターもフロントウィングにダメージを負った状態での走行を余儀なくされたため、ここで佐野がトップに浮上する。

 なお、このアクシデントによりコース状に落下物があるとして9周目に入ったところでセーフティーカーが導入され、レースは11周目にリスタートとなった。

 この時点でのトップは佐野、サウターが2番手につけ、猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)が3番手に浮上、それをセバスチャン・マンソン(G FORCE F111/3)と中村賢明(TOM'S FORMULA F111)が追う展開だ。

 着実にリードを広げる佐野に対し、サウターはなす術がない状況。さらに卜部との接触によって10秒のタイムペナルティが課せられたため、レースは佐野の独走で決着。猪爪が2位で今季初の表彰台を獲得し、終盤に激しい追い上げを見せた中村を0.041秒差で押さえ切ったマンソンが3位に入った。

 FRJ第12戦決勝は同日午後5時より同じく15周で行われる。

Photo&Text: Kazuhisa SUEHIRO  


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