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第7戦鈴鹿決勝記者会見 優勝・菅波冬悟「ピットから無線で『雨乞いをしろ』といわれた」

優勝 菅波冬悟(B-MAX RACING TEAM)

優勝した菅波冬悟(B-MAX RACING TEAM)

 「不安定な天気での決勝は想定していました。雨雲レーダーを見ても雲がないのに雨が降っていたり、雲があるのに雨が降っていなかったりで、スタート前に雨が降り出してどっちのタイヤで行くか悩みました。上位陣がスリックの選択をしてたし、フォーメーションラップを走ったらドライタイヤが意外にグリップしてたので、いける思いました。スタート直後レインを履いていた堤選手のペースがよかったので、雨も降っていたし、8番手スタートだったので、ギャンブルに出てピットインしてタイヤを交換しました。序盤はスリック勢よりペースはよかったんですが、途中雨がやんだときにスリック勢の方がタイムが逆転してしまうような感じになって、焦らずにタイヤをボロボロにしないように、心がけて集中して走っていました。マシンのセッティングやタイヤの空気圧の設定とかで、結果的にぼくのタイヤの方が負荷が少なくて最後までもったんだと思います。終盤はひたすら雨乞いをしていました。ピットからも『あとは雨乞いをしろ』といわれていましたので祈っていました」

2位 平良響(TOM'S)

決勝2位の平良響(TOM\'S)

 「スタート直後、雨が降るのか降らないのか雨雲レーダーとにらめっこ状態でした。上位陣はギャンブルに出ることなくドライタイヤで行こうという感じでした。レースが始まってからは『雨雲がきますか? やみますか?』という相談をしてたんですが、そのなかでウェット勢が後ろからどんどん来てたので、今日はレインのレースかなと思いました。抜かれっぷりはすごかったんですが、後ろから見てても攻めてる選手、攻めてない選手もいて、菅波選手が一番タイヤをもつ走りをしていました。後半、堤選手とビターレス選手のタイヤがたれて、菅波選手がこのまま行っちゃうのかなあというレースでした。悔しいというか残念というか、チームが一生懸命やった結果なのでしょうがないです」

3位 野中誠太(TOM'S)

決勝3位の野中誠太(TOM\'S)

 「ここに戻って来られたのでほっとしています。この難しいコンディションのスタートで、1周目に集中していました。みんなグリップを探り探り走るというのはわかっていたので、小出選手がダンロップで膨らんだところで、抜いたのは狙いどおりでした。スリックの平良選手が前にいて、小出選手もすぐ後ろにいて、迫ってくる部分と、自分が平良選手に迫る部分を確認しながら、詰められる部分は確実に詰めていくという考え方でいきました。常にぎりぎりを攻められたと思います。スリックのなかでは、もう一歩でした」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI


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