筑波・富士S-FJ選手権

第2戦筑波 注目ドライバーにインタビュー(高橋三徳、貫戸幸星、角間光起)

 2023年JAF地方選手権スーパーFJ筑波/富士シリーズ第2戦が5月5日(金)に筑波サーキットで開催された。13台のエントリーの中には、初の実車でのレース参戦が1名、久々のスーパーFJ参戦が2名がいた。予選を前にインタビューを行った。

 まずはゼッケン55番「RCIT RaiseUP ED」をドライブする高橋三徳。高橋は2019年最終戦以来、3年半ぶりの参戦となる

高橋三徳一問一答

高橋三徳(RCIT RaiseUP ED)

 ――久しぶりの参戦?

 「3年ぶりくらいです。スーパーFJ筑波と富士で出ていました。今の22号車です」

 ――シリーズ第2戦だが、ここからシリーズ参戦する?

 「まだ未定です。今年からコロナも落ち着いたので、出られるときにちょいちょい出ようかな、という感じです。筑波だけでなく、あちこち、別のカテゴリーも含めて」

 ――別カテゴリーは何を?

 「まだ決まってはいないですけれど、いろうろ調整中です」

 ――3年ぶりのレースの感触は?

 「タイヤも初めてなので、ちょっと。今日は頑張って完走しようかな、という感じで」

 残る2台は前田代表率いる「ELEVレーシング」からのエントリー。ゼッケン72「ELIVレーシングKKSII制動号車」の貫戸幸星はスーパー耐久で活躍する選手で、今年はST-4クラスでロードスターをドライブしている。スーパーFJは2018年以来の出場だ。

貫戸幸星一問一答

貫戸幸星(ELEVレーシングKKSII制動)

 ――スーパーFJのレースは何年ぶり?

 「3年か4年くらいです。最近はスーパー耐久がメインです」

 ――今回はスポットでの参戦?

 「今回の筑波だけの参戦の予定です」

 ――今回参戦の経緯は?

 「前田代表が以前一緒に走っていた仲間で、彼が自分でレーシング会社をはじめて、今回だけドライバーがいないということで声かけてくれたので、来ました」

 ――久しぶりのスーパーFJの印象は?

 「スーパーFJ(のドライビング)は大丈夫ですけれど、筑波が初めてで、昨日初めて走って他のサーキットとは全然勝手が違って、コースの特性も違って、なかなか苦戦しています(笑)。独特です」

 もう一人はゼッケン91「ELIVレーシング10VED」の角間光起。角間はeスポーツ出身で、e国体で行われたグランツーリスモなどSIMレースの世界で活躍しており、今回は実車でのレースに初挑戦する。

角間光起一問一答

角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 ――実車でのレースは初めて?

 「去年何度か草レースや軽の耐久レースには出ましたが、公式戦は初めてです」

 ――eスポーツと実車の違いはどんな部分?

 「Gのかかり方とかを自分の身体で感じ取らなければならない部分は実車とSIMレースでは結構違うので、そこが自分の苦労している部分でもあるんですけれど、そこになんとか適応していかなければという風には思っています」

 ――前日の練習走行での感触は?

 「昨日練習してみて、最初から上に行けるとは思っていないので、とりあえず実力が出し切れればいいかなっていう感じです」

 2名のドライバーを擁する「ELIVレーシング」の前田代表にも意気込みを聞いた。

 「今回も2台体制でスーパーFJに参加させていただく。まずは91号車、RD10Vを今年からはニューカラーで初レース、ドライバーも期待の新人です。角間選手はJAF戦の公式レースは初めてなんですけれど、バーチャルの世界ではグランツーリスモの国体とか出ているくらいの凄腕なので、初めてのレースで緊張していると思うのですけれど、精いっぱい頑張ってほしいなと思います。72号車の方はS耐ドライバーで、実績ある方なので、久しぶりのフォーミュラで頑張っていただきたいです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE


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