SUPER GT

第5戦鈴鹿GTA定例会見 来シーズンを目処に消火専用車両の導入をGTAが示唆

 スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は8月27日、シリーズ第5戦が行われている三重県の鈴鹿サーキットで定例会見を行った。今回も会見には坂東正明代表が出席。第4戦富士での炎上事故に関連した代表質問に答えた。

 まず消火作業に対する各サーキットとGTAでの今後の対応について聞かれた坂東代表は、まずはコースサイドに設置されているファイヤーステーションの位置について、各種ミーティングを通じてドライバーに周知してもらい、可能な限りファイヤーステーションの近くで停車することや、アクシデントの際にキルスイッチをOFFにすることなどを徹底していくこと。それと並行して来季を目標にGTA独自に消火専用の車両を製作して、各サーキットへ持ち込むなどの対策に取り組んでいくと回答した。

 同時に今回発火した車両について、カーボンファイバーのパーツの中を排気管が通っており、先端部分の脱落により出火したことを指摘。同様の構造になっている他チームの車両も存在することから、排気管の溶接の仕方など、事故防止に向けた知見を車両制作をするメンテナンスガレージやエントラントの間で共有していく考えを明らかにした。

 また、会見の冒頭では7月、8月の猛暑の中でのレースについて、開催時刻を遅らせるために時間レースとすることや、開催時期そのものを見直すなどの対策を示唆している。

Text: Kazuhisa SUEHIRO


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