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第4戦オートポリスフリー走行1回目 トップタイムはリアム・ローソン ポイントリーダー野尻智紀はまさかの欠場!! 

フリー走行1回目:トップタイムはリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦のフリー走行1回目が5月20日、大分県日田市のオートポリスで行われ、リアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)がトップタイムを記録した。

 2023シーズンも4戦目を迎え、全日本スーパーフォーミュラ選手権もいよいよ中盤戦に突入した。現在のポイントリーダーは第2戦を制し、ここまで42ポイントを獲得している野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)。しかしその野尻は体調不良により残念ながら今大会を欠場することになった。

フリー走行1回目:野尻智紀の代役で急きょ出場した大津弘樹(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

 TEAM MUGENが出した5月19日付けのリリースによれば、同日熊本市内の病院で診察を受けたところ、肺気胸との診断を受けたとのこと。今後の参戦については医師の診断を受けつつ状況を把握しながら判断するという。

 それを受け、今大会は大津弘樹が代役を務めることとなった。大津がスーパーフォーミュラをドライブするのは太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)の代役として参加した今年3月の公式テスト以来だ。

 そうした中、フリー走行は午前9時35分より90分間で行われた。天候は曇り。路面にはところどころ濡れた部分があり、コースオープン3分前に競技団よりウェット宣言が出される中での走り出しとなった。

 ところがコースオープンから5分足らずで太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が2コーナー立ち上がりでコースオフ。そのままグラベルに捕まって停止したため、早くも赤旗中断となってしまう。

 車両撤去ののち、セッションは午前9時49分に再開された。 周回を重ねるにつれ、レコードラインは次第に乾いていく。序盤トップに立ったのは4周目に1分27秒476を記録した宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)。これを開始から25分が経過したところで平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が1分26秒910で上回る。

 続いて開始から30分が経過したところで阪口が1分26秒822でトップに浮上。序盤コースオフして赤旗の原因を作った太田も車両回収とチェックが終わり、コースに戻ってきた。

 開始から45分が経過したところで松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF23)が1分26秒416を記録。続いて山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)が自身の14周目に1分26秒170を叩き出して松下を上回り、この時点のトップに浮上した。ローソンも1分26秒214で2番手につける。小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)も19周目に1分26秒401で3番手に上がってきた。

 残り時間が10分を切ったところで国本雄資(Kids com KCMG Cayman SF23)が1分25秒612といち早く1分25秒台のタイムを記録してきた。ここから先はニュータイヤに履き替えての予選シミュレーションの時間だ。他のドライバーたちも残り時間が5分を切ったあたりから続々とコースに飛び出していく。

 残り1分を切ったところで平川がセクター3で全体ベストを出し、1分25秒531で国本を上回ると、その直後にローソンが1分25秒482を叩き出し、トップでチェッカーを受けた。

フリー走行1回目:2位は平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)

フリー走行1回目:3位は国本雄資(Kids com KCMG Cayman SF23)

 これによりフリー走行1回目はローソンがトップタイム。平川が2番手につけ、国本が3番手という結果に。

 野尻の代役として1号車をドライブする大津も最後のアタックで1分25秒820までタイムを縮め、国本に次ぐ4番手で走行を終えている。

 スーパーフォーミュラ第4戦の公式予選がこのあと午後2時30分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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