フォーミュラ・ビートは25日、鈴鹿サーキットで第1戦の公式予選を行い、トップタイムは冨田自然(Kデンタルオフィス)が記録したが、ペナルティーで降格。ポールポジションは佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)が獲得した。
フォーミュラ・ビートの公式予選は前プログラムで赤旗が出たため午後2時3分より20分間で行われた。今シーズン、JAF-F4からシリーズ名称を変更。開幕戦は14台が参加し、新生フォーミュラ・ビートとしてはまずますの出だしとなった。
予選のポールポジション争いは、佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)と冨田自然(Kデンタルオフィス)の一騎打ちとなった。
予選序盤から佐々木がタイミングモニターのトップをキープ。5周目にはタイムを2分3秒707まで更新する。8周目には富田がこれと同タイムまでタイムを縮め両者は並んだ。9周目には佐々木がタイムを3秒674とこれを上回り佐々木をリード。直後に富田がさらにこのタイムを上回る3秒260をたたき出し、ついに佐々木の前に出ることに成功した。佐々木もペースアップし、タイムを3秒301まで更新するも富田のタイムに届かず。0秒041の僅差で富田がポールポジションを獲得した。
しかし予選終了後、富田にピットレーン速度違反で2グリッド降格のペナルティーが科され3位に後退。佐々木がポールポジションを獲得することとなった。
2位には予選終了直前に3位に滑り込んできたハンマー伊澤(アルカディア☆はハンマーRハヤテ)が、富田の降格で入った。
4位には鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)が、5位には加藤智(FEEL・TAKE FIRST)が、6位には大宮賢人(ハンマーR疾風)が続いた。
ジェントルマンクラスは8位に入った安井和明(ブースカ隊長)がポールポジションを獲得した。
決勝レースは26日、午前10時50分より10周で争われる。3位に降格した富田の巻き返しに注目したい。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum