スーパーフォーミュラ 鈴鹿合同テスト
セッション2(3月7日15時00分~17時10分)
午後になっても風は冷たくあまり温度は上がっていないようだ。各チームはセッション開始から決勝を想定して周回を重ねる。
開始早々に、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM’S SF19)1分37秒204、松下信治(BYOBUGAURA B-MAX SF19)1分37秒309、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)1分37秒354と、午前のアタックで上位に食い込めなかった3人が少しマシンをアジャストして確認のためのアタックをしたようだ。
その後、各チームはロングランテストに入り、ピットインを繰り返しながら1分38秒から41秒あたりで走行を続ける。
45分過ぎに、笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)が1分37秒121でトップに、1時間経過したところで、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM’S SF19)1分36秒176をマーク。トップタイムを大幅更新した。
66分経過。大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が1分37秒263で4位に上がり、ここまでの順位は、宮田、笹原、アレジ、大津、松下、山本と続く。ただ、各車がロングランテストを進めるなかで、ベストタイムを比較することはあまり意味がないかもしれない。
76分経過。ヘアピンで可夢偉がスピンストップし動けず。駆動系のトラブルのようだ。回収のため走行中断。これにより走行時間が10分延長された。
90分経過。走行再開。各車続々とコースイン。最後のアタックに向けてマシンチェックを行う。
残り18分、野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)1分36秒579で2位。残り7分、国本36秒986で3位。各車はここから続々とピットアウトしてアタックに入る。
平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)がシケインでコースオフ。クラッシュパッドに軽くヒットしている模様だ。
最終的な順位は、山本(1分36秒090)、坪井(36秒121)、宮田(36秒167)、大湯(36秒239)、大津(36秒316)、アレジ(36秒511)と続き、テストとはいえ昨年は不調に喘いだ山本が得意とする鈴鹿で久々のトップタイムをマークした。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Katsuhiko KOBAYASHI