2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦の予選が、8月21日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)がスーパーフォーミュラにおいて自身初のポールポジションを獲得した。
サーキット上空は雲に覆われ、かなり蒸し暑い。
昨日の第7戦は山本の2年ぶりの勝利で幕を閉じたが、連戦2レース目の第8戦はどのような展開になるのか。抜きにくいコースなだけに予選の比重は大きい。
コースはドライではあるものの、夜半の雨でコンディションはあまり良くなさそうだ。
Q1 Aグループ
(笹原、サッシャ、関口、牧野、アレジ、山本、阪口、松下、佐藤、国本、大嶋)
開始4分、笹原がヘアピンでコースアウト。グラベルにハマってしまい、回収のため赤旗が提示され中断となる。これで笹原は予選出走はできず。
残り6分で予選再開。最初にサッシャが1分31秒658をマークし、これをターゲットタイムとして各車が続々タイムを更新。そのなかで昨日の勝者、山本が早々に31秒を切る1分30秒978を叩き出す。
以下、牧野30秒997、松下31秒239、関口31秒450、サッシャ31秒511、佐藤31秒677と、ここまでがQ1突破。阪口、国本、アレジ、大嶋、そして笹原が脱落となった。
Q1 Bグループ
(野尻、山下、平川、大津、宮田、大湯、坪井、三宅、可夢偉、福住)
Aグループよりコンディションも良くなり、全体的にタイムアップしたBグループ。
この戦いを制したのは、1分30秒628をマークした大湯。ナカジマレーシングは、これでA、B両グループでのトップだ。
以下、山下30秒895、野尻30秒902、三宅30秒927、可夢偉30秒995、平川31秒054までがQ1突破。昨日予選で低迷したチーム・ゴウは2台とも通過という躍進だ。
100分の2秒差で涙をのんだ福住をはじめ、坪井、大津、宮田が脱落となった。
Q2
Q1を突破した12台によるQ2は僅差の戦いとなった。
Q1からの速さに磨きをかけ、僅差の戦いのなかでやや抜き出た速さを見せたのが大湯。昨日のレースの悔しさを晴らす走りで1分30秒313を叩き出し、初のポールポジションを獲得した。
2位、3位は昨日の決勝で表彰台に登ったサッシャ30秒462、野尻30秒497がつけ安定した速さを示した。
以下、山下、牧野、平川、関口、山本、三宅、佐藤、松下、可夢偉という結果となった。
決勝は、午後2時30分から37周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Katsuhiko KOBAYSHI