2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦のフリー走行2回目が、7月17日、静岡県の富士スピードウェイでで行われ、昨日の予選でクラッシュを喫してしまった小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)がトップタイムをマークした。
夜半の雨で走行開始直後は路面がかなり濡れていたが、各車が走行を重ねるに従って、急速に乾いていった。
終盤までトップタイムを守り続けたのは、復調の兆しが見えつつある山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)。チームメイトの大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)も徐々にタイムを上げ好調そうだ。最終的に山本3位、大湯4位で走行を終えた。
前半の濡れている間はセーブして、後半に一気に順位を上げたのが、野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)。王者の余裕すら感じさせ5位につけた。ここ数戦はポールポジションスタートからの逃げ切り優勝を果たせていないだけに、今回は予選3位からどんなレースを見せるのか注目だ。
これらの上位陣をかわして、最後の最後にトップを取ったのが可夢偉だった。坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)もこれに続き、この2人が1、2位。
6位は松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)。仕上がりは悪くなさそうだ。予選9位だがスタートを得意にしているだけに、面白い存在になりそうだ。
スタートは午後2時30分、41周で争われる。
Text:Shigeru KITAMICHI