SUPER FORMULA LIGHTS

第6戦鈴鹿決勝 最終ラップの攻防を制した小高一斗が今季3勝目を飾る

雨の中17周の決勝がスタートした

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)は24日、鈴鹿サーキットで雨の中、第6戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が、スタートで後退するも最終ラップにトップを奪い返し優勝した。

 決勝は午後4時30分にフォーメーションラップが始まる。小康状態を保っていた雨も、この頃から再び落ち始めた。

 ポールポジションの小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)は、蹴り出しは良かったものの、ホイールスピンが多くスピードが乗らず、予選2位からスタートした太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)の先行を許し、2位に落ちる。3、4、5位には好スタートを切った予選4位の古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、予選6位の菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)、予選7位の平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)がそれぞれ上がってきた。予選3位の野中誠太(TOM'S)は6位まで落ちた。

 トップに立った太田は1周目に2位の小高を1.5秒離し、コントロールラインに戻ってくるとここから2位以下を突き放しにかかる。6周目にはその差を2.9秒まで広げた。

 しかし小高は7周目にはここまでのファステストラップをたたき出し、トップ太田との差を詰め始める。12周目にはその差は1秒を切った。

 ここからトップ太田と2位小高の攻防が始まる。しかし、太田は小高を巧みにブロックし先行を許さない。

太田格之進と小高一斗のトップ争い

 最終ラップ、東コースでペースの速い小高が、逆バンクで太田に並びかける。この2人はダンロップコーナーからデクナーまで併走し、ついに小高が太田を差しトップに立った。

 太田の背後には2人のバトルに乗じて、接近していた古谷が迫る。

優勝は小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

決勝2位は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)

決勝3位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM\'S 320)

 トップに立った小高は、西コースでペースアップ。太田を突き放して、17周を走り優勝した。2位には古谷の追撃を振り切った太田が入り、3位には古谷が入った。

 4位以降の順位はスタート時と変わらず、4位に菅波が、5位に平良が、6位に野中が入った。

マスタークラス優勝はDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)

 マスタークラスは、スタートでトップに立ったポールポジションの今田信宏(JMS RACING with B-MAX)を2周目にDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)がパス。そのままリードを広げDRAGONが優勝した。

優勝した小高一斗(TOM\'S)

 次大会、第4、5、6戦は5月21日~22日に大分県のオートポリスで決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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