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公式テスト岡山ドライバーコメント Astemo REAL RACING松下信治「チームの信頼と期待に応えたい」

 公式テスト岡山のセッション2でトップタイムを記録した、No. 17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)。今年でGT500クラス14年目を迎えるベテランの塚越選手と、昨年チームインパルからGT500クラスに参戦、1勝を挙げて今年リアルレーシングに移籍してきたばかりの松下選手に話を聞いた。

塚越広大(Astemo REAL RACING)

公式テスト岡山: セッション2でGT500クラストップタイムの塚越広大(Astemo REAL RACING)  「(今日の走行を振り返ってください)午前の走り出しからクルマのフィーリングが良かったので、タイヤテストにはすぐ入れましたし、松下とのフィーリングも似ていたので、うまく調整ができてるんじゃないかなと思います。最後の10分間でもトップタイムで終われましたし。明日はロングラン主体になると思うんですけど、レースに向けてもう少し煮詰められたらと思います」

 「(昨年からの改善点は)エアロに関しては、過去2年で直したいなと思っていたところが各ドライバーあったと思うんですけど、そのリクエストを盛り込んでくれて、問題点は改善されてると思います。細かく何がどうなってるかは僕にはわからないんですが、フィーリングとしては良くなっています。エンジンについても微調整をしながら煮詰めている、という感じですね。今のところ昨年から大きくは変わっていませんが、開幕に向けてもう少し変わっていくんじゃないかなと思います」

 「(チームメイトが松下選手に変わったが、それについての感想は)ヨーロッパで長く走ってきた選手なので、日本とはまた違ったセットの詰め方とか、話し方などがありますし、去年は他メーカーで走っていたこともあるので、色んな面で教えてもらえることもあって、すごく楽しく、いろんなことを勉強しながらやっています。チームも新しい刺激があることによって、より強化されているんじゃないかと思います」

 「(開幕戦に向けての手応えは) まだ強くなる伸び代があると思います。ライバルたちもこれからどんどん強くなると思うので、僕らも一歩でも二歩でも前に進めるようにしたいなと思います」

松下信治(Astemo REAL RACING)

公式テスト岡山: セッション2でGT500クラストップタイムの松下信治(Astemo REAL RACING)  「(今日の走行を振り返ってください)ベースラインは悪くなくて、いろんなテストができました。午後は気温が上がってきましたが、その中でもタイムを落とさずに走れたのは良かったですね。レーシングカーは路面温度の影響を大きく受けますが、その中でうまくアジャストできたのはチームがすごく頑張ってくれたからですね」

 「(GT-Rから乗り換えた感想は)GT-Rとは全然特性が違いますね。それが合う、合わないがこれから出てくると思いますが、なるべくサーキットに合わせられるように頑張ります。ここまではうまくアジャストできていると思います。ホンダさんのニュースペックのNSXも合ってると思いますし。GT-Rの方がステアリング操作に対して繊細で、敏感に動く印象で、NSXはどっしりしている、マイルドな印象です。どちらもスイートスポットを極めれば速いんですが、まずはNSXでそこを見つけないといけませんね。僕自身はどちらであっても速ければいいです。今はNSXに乗っているので、これを極めて一番速く走れるように頑張りたいです」

 「(明日と開幕戦に向けての抱負を)明日もロングランとかニュータイヤのアタックがそこそこあると思うので、それをしっかりやりたいなと思います。クルマのスピードも、チームの雰囲気もすごくポジティブなので、それをしっかり守って開幕を迎えたいなと思います。富士でももう一度テストがあるので、そこでもビルドアップできればと思います」

 「(リアルレーシングには全日本F3でも所属していたが)金石勝智さんの時代にここでF3をやらせてもらったので、チームスタッフは全員知っています。すごく信頼していただいてるし、期待されていることもわかるので、それに応えたいと思います」

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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