SUPER GT

第6戦SUGO公式練習 ホンダNSX-GTが1-2!! トップタイムはNo. 64 Modulo NSX-GT

GT500クラスポールポジションはModulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)

GT300クラスポールポジションはWeibo Primezランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)

 2022オートバックス スーパーGT第6戦「SUGO GT300kmレース」の公式練習が9月17日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、GT500クラスはNo. 64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)が、GT300クラスはNo. 88 Weibo Primezランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)がそれぞれトップタイムを記録した。

 公式練習は午前9時25分より混走85分、専有走行各10分で行われた。天候は晴れ。コースはドライ。気温は24℃だ。

 序盤トップに立ったのはNo. 36 au TOM'S GR Supraで坪井翔が5周目に1分11秒937を記録。9周目には1分11秒708までタイムを縮める。

 2番手はNo. 24 リアライズコーポレーションADVAN Zで1分12秒012。No. 38 ZENT CERUMO GR Supraが1分12秒194で3番手だ。

 開始から25分が経過したところで阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が1分11秒247を記録してトップに。佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)も1分11秒332までタイムを縮め、36号車を上回って2番手に浮上した。

 するとすかさず坪井も35分過ぎに1分11秒235をマークして再びトップ立つと、そのままピットインしてジュリアーノ・アレジに交代した。

 開始から40分が経過した時点の順位はトップがNo. 36 au TOM'S GR Supra、2番手にNo. 19 WedsSport ADVAN GR Supra、そしてNo. 24 リアライズコーポレーションADVAN Zが3番手。この時点で気温は26.5℃、路面温度は32.7℃に上昇してきた。

 その後は各車1分14〜17秒台のペースでロングランに入ったため、混走でのタイムアップは見られなくなった。

 なお、松田次生は前回の鈴鹿大会で12号車に幅寄せをしたとしてモラルハザードのペナルティポイントが2追加され、累積が7に達したため、公式練習の後半1時間の参加が禁止され、決勝においても4グリッド降格となることが既に決定している。このため23号車は8周目以降はロニー・クインタレッリがステアリングを握り、最後までドライブしている。

 午前10時50分に混走が終了。GT500クラスは午前11時より10分間の専有走行に入ると、各車午後の予選に向けてのシミュレーションを行い、チェッカー直前まで熾烈なアタック合戦が展開された。

 まずは中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1'11.303を叩き出すと、これを立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)が上回り、1'11.259で3番手に浮上する。

 続いて大湯都史樹(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)が1'10.335でトップに躍り出るが、これを大津弘樹(Modulo NSX-GT)が上回り、1'10.297でトップを奪った。

 平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN Z)も1'11.218までタイムを縮めるが、ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH Z)がこれを上回り、1'10.993で3番手に浮上してきた。

 ここでチェッカー。GT500クラスはNo. 64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)がトップタイム、2番手にNo. 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT(笹原右京/大湯都史樹)がつけ、ホンダ勢が1-2という結果となった。

 GT300クラスは混走でNo. 88 Weibo Primezランボルギーニ GT3がトップで1分18秒321。No. 96 K-tunes RC F GT3が2番手で1分18秒863そしてNo. 7 Studie BMW M4が1分18秒931で3番手。そして4番手には先週のWEC富士6時間に参戦した木村武史の乗るNo. 9 PACIFIC hololive NAC Ferrariがつける。

 こちらは専有走行に入っても上位陣に順位の変動はなかったため、そのままNo. 88 Weibo Primezランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)がトップタイム、No. 96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)が2番手、No. 7 Studie BMW M4(荒聖治/アウグスト・ファルフス)が3番手で走行を終了した。

 なお、現在ランキングトップのNo. 56 リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがモラルハザードのペナルティポイントが前回の鈴鹿大会で6ポイントに達したため、オリベイラはこのセッションにおいて後半1時間の走行が禁じられたほか、決勝レースにおいても4グリッド降格となることがすでに決定している。

 公式予選はこのあと午後2時30分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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