- 第9戦優勝 木村偉織(B-MAX RACING TEAM)
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「昨日のレースではスタートでフライングしてしまったので、それを反省して今回のレースに臨みました。スタートでは守りに入りすぎたのか、いい加速ができずに太田選手に並ばれてしまいました。1コーナーでアウトから並ばれてもブレーキングだけは頑張ろうと思い、ブレーキングに集中して1コーナーに入りました。そのあとはミスしないことだけを意識して走りました」
「僕は予選で使っただけの、レースしていないタイヤで挑んだので、ペースがいいのは分かっていました。そのいい状態で自分がどれだけ限界に近い走りを続けられるかを意識しました」
「レース中のペースにおいては、自信がある部分を伸ばせたと思います。ただスタートは、手応えもありましたがまだ足りてない部分もあったので、次のSUGOに向けてブラッシュアップしていきたいです」
「SUGOはF4で走った経験がありますが、非常にチャレンジングで独特なレイアウトなので、好きなコースです。そこをライツで走るのが楽しみです」
- 第9戦決勝2位 太田格之進(TODA RACING)
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「昨日の二つのレースではスタートがあまりうまくいかなくて、色々試行錯誤というか、データを確認して今日のレースのスタートに臨みました。その結果今週末の3レースの中では一番いいスタートができたんじゃないかと思います。あわよくばスタートでポジションを得る、というのを目標にしていたんですけど、抜くまではいきませんでした。もう少しリスクをとっていけば1コーナーで横に並んでいって、チャンスがあるかとも思ったんですけど、そこはちょっと抑えて、完走を第一と考えて走りました」
「僕は木村選手と違って1レース使ったタイヤで臨んだので、そこで前に出ていても、タイヤの差やB-MAXの今週の速さを考えたら、ちょっと厳しいかなとも思っていました。ですので無理をせずにポジションを守ることを第一優先で走りました」
「後半はタイヤがきつかったし、前がどんどん離れていく中で野中選手に詰められましたが、僕らは第1セクターが速いことが分かっていたので、ミスをせずに走ろうと思いました。集中して走ったのでミスは一切してないと思います。それでポイントを獲得できたのは良かったです」
「今週末はダブルポールを獲得でき、鈴鹿から6戦連続で表彰台を獲得して、2位との差を広げられました。次のSUGOでも予選に集中し、そこでポールを取ってしまえば結果は自ずとついてくると思うので、そこにフォーカスした準備をチームと相談しながらやっていければと思います。」
- 第9戦決勝3位 野中誠太(TOM'S)
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「第1レースと同じスタート順位で、後ろのドライバーも同じ顔ぶれだったので、他のドライバーの動きも予測できていました。そこに関しては自信を持って1周目を走ることができました。タイヤも僕の方が太田選手より新しかったので、チャンスがあると思っていたんですが、太田選手は大きなミスもせず、セクター3でついていくことができず、抜けない状況が続きました。後ろの菅波選手も速かったですし、下手に太田選手に近づきすぎてフロントタイヤを傷めてしまうと菅波選手に迫られてしまうことが予想できました。そこでポイントポイントを押さえて周回を重ねた感じです」
「マシンのフィーリング的には昨日以上のパフォーマンスを発揮できていたと思うし、いい方向にいっていましたが、なかなか抜くことはできませんでした。それでも富士、鈴鹿以上にチーム一丸となって、いい形を作っていくことができたと思うので、ここからが本当の勝負なのかなと思っています」
「3戦連続で表彰台に上がったのは初めてなので、僕自身のパフォーマンスも安定してきていますし、クルマもかなりいい状態で仕上がってきているので、B-MAX、戸田レーシングに離されないように、しっかり準備をして、最初のレースから高いレベルで走れるようにしたいです」
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI