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第8戦オートポリス決勝 後続の混乱をよそに太田格之進が独走で今季2勝目を挙げる

優勝は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)

 2022年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第8戦の決勝が5月21日、大分県日田市のオートポリスで行われ、太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)がポール・トゥ・フィニッシュで今季2勝目を挙げた。

14周の決勝がスタートした

 第8戦決勝は午後4時15分より14周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。スタート時の路面温度は28℃まで上昇している。

 スタートでトップに立ったのはポールの太田。予選2番手の菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)、予選3番手の木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)と続く。

 しかし1コーナーの立ち上がりと2コーナー進入で菅波は太田に接触。これによりフロントウィングにダメージを負ってスローダウン、そのままピットインを余儀なくされる。

レースは途中セーフティーカーが導入された

 続いて3コーナーの飛び込みでは、木村のインをついた平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)がコースを飛び出したほか、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)と競り合った小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)がスピンしてしまうアクシデントが発生。小高は最後尾でレースに復帰したが、平良はこの場でリタイヤとなり、この影響で2周目からセーフティーカーが導入された。

 これにより古谷が3位に浮上し、4位に野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)が続くこととなる。

 車両回収が終わり、レースは4周目にリスタート。そこからトップの太田は着実に後続を引き離し、6周終了時点で2位の木村に2秒101、8周終了時点では2秒942、10周終了時点では3秒420の差をつける。

 木村も13周目に自己ベストとなる1分39秒308を記録して追い上げを図るが、いま一歩及ばず。太田は木村に2秒036の差をつけてチェッカーを受け、第5戦鈴鹿に続いて今季2勝目を挙げた。

 さらに木村に対してはレース終了後に反則スタートという裁定が下され、30秒加算のペナルティを受けることに。これにより木村は8位に降着となり、3番目にフィニッシュした古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が今季最高の2位を獲得。3位には第7戦に続いて野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)が入った。

 序盤のアクシデントにより大きく順位を落とした小高も懸命の追い上げを見せ、最後は6位でフィニッシュし、なんとか1ポイントをもぎ取った。

 第9戦決勝は明日の朝8時20分より、今週末最長の21周で行われる。

決勝2位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM\'S 320)

決勝3位は野中誠太(PONOS Racing TOM\'S 320)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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