2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦のフリー走行2回目が5月22日、大分県日田市のオートポリスで行われ、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)がトップタイムを記録した。
フリー走行2回目は午前10時15分より30分間で行われた。走行開始時の気温は17℃、路面温度は31℃まで上昇してきた。
コースオープンと同時にルーキーの佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)と三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19)が揃ってピットレーンでストールというハプニングがあったものの、二人はすぐにエンジンを再始動。他の19人とともにコースに出ていった。
しかしフリー走行は開始3分で赤旗中断となってしまう。ジェットコースターストレートの先で坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)がストップしたためだ。
坪井は前輪のスクラブを行っていたようだが、突然のパワーダウンにより、自分からコース外に出てストップした模様。原因はエンジンを制御するECUの問題と思われる、とのことだが、詳細は調査中だ。
車両回収ののち、フリー走行は10時25分に再開され、その後は大きなトラブルもなく終了した。
ここでトップタイムを記録したのは予選18番手の大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)だ。5周目に1分28秒735を記録してトップに立ち、一旦ピットへ。その後は1分29秒421、1分30秒050を記録して走行を切り上げた。
2番手にはサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)、3番手には山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)とKONDO RACING勢が続き、第3戦優勝の松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)が4番手につけた。
ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)は12番手。走り出しから4周続けてピットイン、アウトを繰り返したが、その後は1分30秒台のコンスタントなペースで周回を重ねている。
序盤トラブルに見舞われた坪井はその後も走行に参加せず、唯一ノータイムでフリー走行を終えている。決勝への影響が懸念されるところだ。
第4戦決勝はこのあと午後2時30分より42周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Katsuhiko KOBAYASHI