9月10日、フォーミューラリージョナルジャパニーズ選手権第5戦Race13-15の公式予選が、富士スピードウェイで行われ、Race13は小山美姫(TGR-DC F111/3)、Race14,15は大草りき(Sutekina Racing)がポールポジションを獲得した。
マスタークラスは畑亨志(A-NeKT F111/3)が3レースともにクラスPPを奪った。

予選1(Race13,15予選)
予選1は、ベストタイムがRace13、セカンドベストタイムがRace15の予選結果となるため、一発だけではない安定した速さが求められる。
今回は、世界耐久選手権(WEC)のサポートレースのため、スケジュールもタイトで予選1と2のインターバルが僅か5分という慌ただしい予選となった。
昨日の練習走行で好調だった小山は、序盤は大草、小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)に先行を許したが、12分すぎに1分38秒179、38秒007を立て続けにマークしてトップに躍り出た。
終了直前に、大草(38秒034)、小川(38秒328)もタイムアップを果たすが小山のタイムには届かず。ただし、セカンドベストは大草が38秒044で、小山の38秒105を上回り、小山のWポールを阻止した。
マスタークラスは、リージョナルマシンで富士を走るのは1年ぶりという畑亨志(A-NeKT F111/3)が、1分39秒027をマークしてトップ。セカンドベストも制してでRace13,15のクラスPPを獲得した。
予選2(Race14予選)
予選1よりも熾烈な戦いとなった予選2は、大草、小山、小川が三つ巴の戦いを見せた。
開始8分過ぎ、最初のアタックで大草が1分38秒112をマークすると、小川が38秒063と僅かにこれを上回り、小山も38秒262で続く。
予選1からの僅かな時間でセッティングをアジャストした大草は、次の周にさらにタイムを縮め、37秒587と今日初の37秒台に乗せる。小山も37秒925、小川も37秒896と38秒を切ってくるが、大草のタイムには届かず。
それでも諦めない二人は、終盤小山が37秒793、小川が37秒836までタイムを削り取るが、大草を上回ることはできず、大草がRace14のポールシッターとなった。
マスタークラスは、好調な畑が1分38秒598と1回目を大きく上回るタイムをマークし、田中優暉(アスクレイ☆イーグルスポーツ)を抑えて、トリプルポールと完璧な形で予選を終えた。
Text:Shigeru KITAMICHI