F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第9戦、第10戦SUGO公式予選 第9戦はHFDP、第10戦はトムススピリットがフロントローを独占!! 第9戦は小出峻、第10戦は中村仁がポール獲得

第9戦ポールポジションは小出峻(HFDP RACING TEAM)

第10戦ポールポジションは中村仁(TGR-DC RSフィールドF4)

 2022年FIA-F4選手権第9戦、第10戦の公式予選が9月17日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、第9戦は小出峻(HFDP RACING TEAM)、第10戦は中村仁(TGR-DC RSフィールドF4)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前8時10分よりA組、B組各20分間で行われた。天候は晴れ。コースはドライだ。

 A組の走行では最初の3周までは大滝拓也(Media Do影山Racing F110)が1分26秒624、1分25秒432、1分25秒003と着実にタイムを上げてトップに立つが、4周目の計測では三井優介(HFDP RACING TEAM)が1分24秒485でトップに。2番手は小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)で1分24秒510、荒川鱗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が1分24秒688で3番手につける。

 三井は6周目に1分24秒652を記録するが、小林は1分24秒598を同じ周に記録。セカンドベストでは小林がトップに立った。

 7周目は各ドライバーとも1分25秒台のタイムに止まるが、8周目に伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)が1分24秒864の自己ベストを記録して5位に。平安山良馬(TGR-DC RSフィールドF4)も1分24秒961の自己ベストを9周目に出して6番手に上がってきた。

 トップの三井は11周目に残り2分以上を残してピットイン。2番手の小林、5番手の伊東もそれに続く。

 一方、3番手の荒川は12周目に自己ベストを更新し、1分24秒677をマークするが、順位はそのまま。結局A組は三井、小林、荒川の順で走行を終了した。

 続いて行われたB組の走行は新原光太郎(ZAP SPEED F110)が1分27秒402で1周目トップ。2周目に入ると小出峻(HFDP RACING TEAM)が1分25秒770でトップに立ち、3周目には1分24秒571までタイムを縮める。2番手には37中村が1分24秒822で続く。

 小出は4周目に1分24秒609をマークすると、5周目には1分24秒378までタイムを縮め、6周目のセクター1でも全体ベストを記録。しかしここでは1分25秒855にとどまる。

 同じく4周目には堀尾風允(HELM MOTORSPORTS F110)が1分24秒633をマークして2番手に浮上、5周目には1分24秒612までタイムを縮めるが、6周目に中村が1分24秒481を記録して2番手を奪い返すと7周目には1分24秒522を出し、セカンドベストでは小出の1分24秒571を上回ってトップに立った。

 しかし中村は8周目の3コーナーでスピンアウト。ここで走行を終えてしまう。この中村のスピンにより、セッションは赤旗中断となった。

 車両回収ののち、走行は再開となるが、トップの小出はタイム更新は期待できないと判断してコースには戻らず、そのまま予選を終えることを決断。走行を続けたドライバーたちも小出や中村のタイムを上回ることはなかったため、B組は小出、中村、堀尾の順で走行を終了した。

 これにより第9戦はA組の三井のタイムを上回った小出がポールポジションを獲得。三井が2番手とHondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクトがフロントローを独占する結果となったが、第10戦は中村が自身初のポールポジションを獲得し、小林が2番手とTGR-DC Racing Schoolがフロントローを独占して決勝に臨むこととなった。

 第9戦決勝はこのあと午後1時30分より、第10戦決勝は明日の朝9時より、いずれも17周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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