F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第12戦オートポリス決勝 小出峻が独走で二連勝を達成!!

優勝は小出峻(HFDP RACING TEAM)

 FIA-F4選手権シリーズ第12戦の決勝レースが10月2日、大分県日田市のオートポリスで行われ、小出峻(HFDP RACING TEAM)が会心の走りで昨日に続いてポール・トゥ・フィニッシュを達成した。

 この日のオートポリスは雲一つない快晴。路面はドライという絶好のコンディションだ。

 第12戦決勝は午前8時30分にフォーメーションラップを開始したが、ここで小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)のクルマから大量のオイルがコース上に撒かれたため、スタートはディレイとなった。

 小林は直ちに1コーナー手前でクルマを停めたが、コース上のオイルの量があまりにも多く、その処理に時間がかかったため、レースは8時55分よりセーフティーカーの先導でスタートすることになった。これにより周回数も1周減算の12周とされた。

レースはセーフティーカースタートとなった

 セーフティーカーは2周終わりでピットイン。レースは3周目から追い越し可能となった。一気に逃げにかかる小出。2位に予選2番手の荒川鱗(TGR-DC RSトムススピリットF4)、3位に予選3番手の三井優介(HFDP RACING TEAM)がつける。三井の背後には4位の岩澤優吾(BJ Racing F110)が迫る。

 3周を終えた時点で小出は1秒203のリード。荒川の1秒080後ろに三井。0秒555差で岩澤、0秒520差で西村、その後ろに中村が続く。

 小出はその後も6周目に2秒312、9周目には3秒259と着実にリードを広げ、後続を全く寄せ付けずに12周を走り切り、オートポリス大会二連勝、今季通算8勝目をものにした。

決勝2位は荒川鱗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

決勝3位は三井優介(HFDP RACING TEAM)

 2位は荒川鱗、3位は三井優介と、終わってみれば第11戦と全く同じ顔ぶれが表彰台に並ぶ結果となった。

 これにより小出はシリーズポイントを236とし、ランキング2位の三井との差を14ポイントに広げることに成功した。

 次戦はいよいよ最終大会。モビリティリゾートもてぎにて第13戦、第14戦が行われる。2022年のシリーズチャンピオンを獲得するのは小出か、三井か。第13戦決勝は11月5日、第14戦決勝は6日に行われる。

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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