TCRジャパンサンデーシリーズ第3戦レース1は24日、スポーツランドSUGOチャンピオンカップレースシリーズ第4戦で決勝を行い、ポールポジションからスタートした松本武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が16周を走って優勝した。
このレースは荒天のため前戦オートポリスで中止された第2戦サンデーシリーズの代替戦として開催された。
決勝レースは午後4時28分、日も傾き幾分涼しくなった中、フォーメーションラップが始まった。
スタートではまたもや予選2位の篠原拓朗(Audi Team Hitotsuyama)がストール。トップにはポールポジションの松本武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が立ち、2位には予選4位から好スタートのヒロボンが上がり、3位には予選5位から加藤正将(Audi Team Mars)が、4位には予選3位の三浦愛(DOME RACING)が付けた。
トップ松本は、序盤から2位のヒロボンを突き放しにかかる。その後方では午前のサタデーシリーズと同じように、加藤と三浦がテールトゥノーズの争いを演じる。
3周目にはストールして後方に沈んでいた篠原が5位に浮上。4周目には加藤と三浦の争いに追いつき、3台はワンパックとなった。
5周目の最終コーナーで三浦に張り付いた篠原が6周目の1コーナーで三浦をパスして4位に浮上、今度は3位を走る加藤に狙いを定める。
加藤は背後の篠原を数周に渡り押さえる健闘を見せていたが、ついに11周目のヘアピンで失速。立ち上がりで篠原の先行を許した。これで篠原は3位、加藤は4位に落ちた。
篠原は今度は2位のヒロボンとの差を徐々に縮め始めるが、背後に付けたところで規定の23分が経過し、チェッカー。
優勝は独走で松本、ヒロボンは2位に、3位には篠原が入った。
4位には加藤が、5位には三浦が、6位にはMototino(55MOTO RACING)が入った。
サンデーシリーズレース2は明日25日、午後2時20分より23分+1周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Kazuhiro NOINE