SUPER FORMULA

SF:第1戦富士フリー走行1回目 野尻智紀(MUGEN)が貫禄のトップタイム

フリー走行1回目: トップタイムは野尻智紀(TEAM MUGEN SF19) フリー走行1回目: 2位は福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5S SF19) フリー走行1回目: 3位は宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM\'S SF19)

2021全日本スーパーフォーミュラ選手権が富士スピードウェイで開幕した。富士での開幕は2009年以来だ。天候は曇天、気温は13度とやや肌寒い。路面温度は16度。昨年同様コロナ禍での開幕となったが、スケジュールは昨年のワンデーレースから通常の土曜日予選、日曜日決勝に戻された。

午前9時から90分間の予定で始まったフリー走行1回目。開始から積極的にタイムアタックを行ったのは#36中嶋一貴(Kuo VANTELIN TEAM TOM'S)、#1山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)のベテラン勢。先日行われた合同テストでは若手の後塵を拝したがその存在を見せつけたいところだ。

15分経過。#36中嶋が1分21秒936でトップ。これに#1山本が1分22秒249で続き、早々に先日の合同テストの自身のタイムを上回ってきた。3番手は#15大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)。

30分経過。日が差してきた。もう一人のベテラン#16野尻智紀(MUGEN)が1分21秒902でトップに躍り出て#36中嶋のタイムを上回るが、若手の#6笹原右京(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、#20平川亮(TEAM IMPUL)、#5福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が徐々にタイムを詰め始めている。

45分経過。一度は#64大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が#16野尻を上回るタイム(1分21秒880)をマークするが、即座に#16野尻が1分21秒537で逆転。予選さながらの激しい攻防を見せる。

60分経過。#5福住が1分21秒857で2番手に浮上するが、#16野尻のタイムには届かず、現時点では#16野尻のタイムが抜き出ている感じだ。ルーキーでは体調不良の牧野任祐に代わってドライブする#6笹原右京(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が好調。1分22秒098で6番手につけている。

75分経過。#64大湯がニュータイヤを履いて一番時計を狙うがコース終盤でミスを犯しタイム更新ならず。ここまでトップから1秒の間に13台がひしめく接戦になっている。参戦2年目の女性ドライバー#12タチアナ・カルデロン(ThreeBond Drago CORSE)は1分22秒549で14番目。

フリー走行終了。終盤は路面温度が20度に上がったが、そのなか各車アタックを行い続々タイムアップ。#37宮田が1分21秒467でトップへ出るが、#16野尻が21秒091でその座を奪い返す。#5福住も最後に1分21秒208で2番手に上がるが#16野尻には届かず。このトップ3に#20平川、#6笹原、#64大湯が続いた。フリー走行を見る限り予選でポールシッターの可能性があるのはこの6人になりそうだ。

予選はノックダウン方式で午後2時40分から行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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