5月4日、スーパーGT第2戦が行われている富士スピードウェイでも恒例のドライバートークショーが開催された。
今回出席したのはGT500クラスポールポジションの#19宮田莉朋(WedsSport ADVAN GR Supra)、予選2位の#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)、そして予選3位の#38立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)。
GT300クラスはポールポジションの#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)、予選2位の#55佐藤蓮(ARTA NSX GT3)、そして予選3位の#60河野駿佑(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)だ。
各ドライバーのコメントは以下の通り。
- 立川祐路(TGR TEAM ZENT CERUMO)
-
「今までトークショーはいつも石浦が担当していて、僕は行かせてもらえなかったので、『今日は俺がいく』と言ってきました」
(昨日の予選について)「朝の状態が良くなかったので、予選は全く自信がなかったのですが、セッティングを変更したら、手応えを感じるようになりました。でも石浦のQ1がよかったのでプレッシャーを感じました。もうちょっと前からスタートしたかったんですけど」
「決勝は長いレースになるので、色々な要素が絡んできます。いい流れを掴んで結果を残したいですね」
- 野尻智紀(ARTA)
-
「(予選は)仁嶺がすごく頑張ってくれましたね。僕はコンマ6秒くらい水を開けられたので、『速いなあ』と思って見ていました」
「決勝では何も悪いことが起きなければいいなと思います。普通にいけばいい結果が出せると思います。運を引き寄せて勝ちを拾えたらいいなと思います」
「福住選手は先週不運に見舞われましたが、今日は行ってくれると思うので、期待しています」
- 宮田莉朋(TGR TEAM WedsSport BANDOH)
-
(昨日の予選を振り返って)「今までQ2をやらせてもらったことがなかったので、今回初めて担当させてもらって、結果につなげることができたのが嬉しかったです。去年は27秒台に入ったこともなかったのですが、クルマを進化させ続けていった結果26秒台のタイムを出すことができました」
「同世代の選手がトップを取ったりする一方で、僕は頑張ってタイヤを作ったりしていました。『GTに来ると宮田は遅いんじゃないか』って思われてるんじゃないかと気にしていたので、ようやく速いタイムを出せて嬉しかったです」
- 河野駿佑(LM corsa)
-
「今年からLM corsaは昨年までのRC Fからスープラにマシンを替えました。2月にシェイクダウンしてから2回の公式テスト、そしてレースを1回やって富士を迎えましたが、JAF規定の車両ということで、いろんなことができるんですよ。日々進化していく中で本当にクルマが良くなりました」
「去年まではQ1を通ったことがなかったので、今回の予選もドキドキだったんですが、走り出しから手応えを感じて1位通過することができました。前回の岡山では吉本さんがQ1を担当して、トップ通過だったので相当プレッシャーを感じましたが今回は逆に吉本さんが『気持ちがわかった』と言ってくださいました」
「吉本さんには優しくいただいて、いろんなアドバイスをいただいています。非常に心強い先輩です」
- 佐藤蓮(ARTA)
-
「大勢の人の前で喋るのは初めてなので緊張しています。予選では高木さんが2番手でQ1を通過していただいて、僕がQ2を担当しました。前回の反省を生かして、タイヤの温め方やセットアップを煮詰めていったら、いいフィーリングで走れて、いいタイムを出すことができたので、ポールポジションを取れるかなと思ったんですが、最後に山内さんにやられてしまいました」
「高木さんは大ベテランなので学ぶことが多いです。毎セッション多くのことを学ばせていただいています」
(今日出席した先輩方に質問は?)「山内選手にお聞きします。先日娘さんが生まれたそうですが、レースに向けてパワーみたいなものをもらっていますか?」
- 山内英輝(R&D SPORT)
-
(佐藤の質問を受けて)「見てもらっている通り、全力でパワーを感じていい走りをできていますね。このポールは思い出になると思いますし、本当に嬉しかったです」
「ここに来るまでに不安を感じることもありましたが、井口選手やチームとよく話し合った結果、最高の形で昨日を終わることができました。今日も大事な一戦ですので、昨日の流れに乗って頑張りたいと思います」
(決勝の戦略について)「他のチームがどういう戦略を取るかわかりませんが、チームが最高の選択をしてくれると信じているので、僕らは走りに集中するだけです。今日も全力で『パパパワー』で頑張ります」