2021年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦の決勝が4月24日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#50名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が今季2勝目を挙げた。
(天候:晴れ コース:ドライ)
第4戦決勝は午後5時より12周で行われた。
ホールショットを奪ったのはポールポジションの#50名取。予選3番手の#2佐藤蓮(TODA FIGHTEX )が2位に浮上し、#1野中誠太(Kuoカローラ中京TOM'S 320 )が3位。今大会はスーパーフォーミュラとのダブルエントリーとなった#36ジュリアーノ・アレジ(TOM'S 320)が4位で続き、#5平良響(Kuoカローラ中京TOM'S 320)が5位だ。
予選6番手の#10三宅淳詞(MAX RACING 320)はスタートで出遅れて8位と順位を二つ落としたが、4周目の1コーナー進入で#5入山翔(Albirex-RT)をアウトから抜いて7位に。8周目の1コーナーでは#35河野駿佑(RS FINE K&N 320)を同様にアウトから抜き去って6位と挽回してきた。。
トップの#50名取は1周目に0.650秒のリード。3周終わりでは1.699秒まで差を広げてきたが、#2佐藤も負けじと4周目に1.089秒、5周目に1.030秒と差を詰めてきた。
一方、3位を走っていた#1野中は7周目のデグナーでコースオフ。すぐにコース復帰したものの、この間に#36アレジが3位に浮上した。
トップ2台の差はその後も8周目に0.511秒、9周目には0.497秒、10周目には0.367秒と接近。11周目には0.222秒と完全にテール・トゥ・ノーズの状態になった。
ところが12周目。
1コーナーでアウトから仕掛けた#2佐藤と#50名取が2コーナーで接触、弾かれた2佐藤はコースアウトしてグラベルに捕まり、そのままクルマを降りてしまった。
これにより#36アレジが2位に浮上、#1野中が3位で続いた。
11周目の130Rで#37平良をアウトから抜いて5位に浮上した#10三宅は、佐藤のリタイヤにより、最後は4位でチェッカーを受けた。
第5戦決勝は明日の朝9時55分より12周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Katsuhiko KOBAYASHI