全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)第3戦は17日、宮城県のスポーツランドSUGOで占有走行を行い、福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)がトップタイムを記録した。
占有走行は午前10時20分より1時間5分で行われた。雨は降り続き肌寒い中、路面はヘビーウェット。各マシン水しぶきを後方に従え走行が始まる。
開始10分過ぎトップに立ったのは中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)。しかしこれを石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)が上回る。
開始20分には前戦優勝の坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)が1分19秒938でトップに立つが、ここでSF初登場のセルジオ・セッテ・カマラ(Buzz Racing SF19)が3コーナー先でスピン。赤旗が提示される。
セッションは10時52分より残り28分で再開。
残り15分、坪井が1分19秒577までタイムを縮めると、これを上回ってきたのが19秒526でチームメートの石浦。しかし翌周、坪井は19秒426をたたき出しトップを奪い返す。
セッションはこのまま終了かと思われたが、終了5分前から、めまぐるしくトップが代わるタイム更新合戦が繰り広げられた。
まず、1分19秒340で大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)がトップに立つと、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)がこれを19秒192で上回りトップ。さらに平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)が18.986でトップに躍り出るが、まだまだトップ争いは続く。サッシャ・フェネストラズ(ORIENTALBIO KONDO SF19)が18秒943トップに立つも、最終的には福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が18秒726をたたき出し、この争いに終止符を打った。
トップは福住、2位にフェネストラズ、3位に平川、4位に中嶋、5位に大湯、6位に関口と一時はリーダーとなったドライバーが続いた。>
この後、午後1時40分から1時間のフリー走行を行い、いよいよ明日18日は、公式予選と決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHISHIPhoto: Motorsports Forum