GT500 Class #37KeePer TOM'S GR Supra
- 平川亮
- 優勝できて、すごく嬉しいです。僕自身も去年からクルマの開発に携わってきましたがTOYOTA GAZOO Racingやブリヂストン、皆で苦労してきたのをよく分かっているから、その苦労がこうして実ってよかったです。 でも、ニックも言っているように、シーズンはまだ始まったばかり。次回も今回と同じ富士だけど、今度はウェイトを積んでいるので条件が違ってくる。ウェイトは苦しいと思います。でも今回で優勝できただけじゃなく、その一方で課題も見つかっています。だからそれらに対処して、GR Supra GT500をもっともっと速いクルマに仕上げていきたいです。 汗もかかずに勝てたように見えましたか? まぁ今日はエアコンが効きづらく集中して…、集中しすぎて汗をかかなかったのかもしれませんね(笑)。予選まではNSX-GT勢と互角だったと思いますが、決勝ではタイヤの選択が違っていて、それが僕たちには有利でしたね。同じブリヂストンなので、相手が履いているタイヤは分かっていて、2,3周踏ん張れたら、あとは引き離せる、と思っていました。一方、36号車とは同じタイヤだったので、シビアな戦いになりました。でもGT300車両とのかかわり方が自分たちの方が良かったみたいで、運にも味方してもらいました。 これでウェイトハンディでは厳しくなりますが、次戦はその重い状況でもパフォーマンスを発揮できるよう、GR Supra GT500のポテンシャルを伸ばして行きたいです。
- ニック・キャシディ
- 今日は本当に完ぺきな1日になりました。予選ではポールポジションを獲ることができ、決勝ではポール・トゥ・ウインで、しかもベストラップもマークすることができましたから。今の気分? スーパー・スーパー・ハッピーですよ。クルマを開発してくれたTOYOTA GAZOO Racingやクルマを仕上げてくれたTOM'S、そして素晴らしいタイヤを用意してくれたブリヂストン、皆の努力が今日の結果に結びついたんだと思います。 でも、これで終わりじゃなくシーズンは始まったばかり。このペースでポイントを積み重ねていきたいです。ただ、今回はタイヤのチョイスで僕らが有利な面がありましたが、NSX-GT勢とのバトルはこれからも続くと思います。