SUPER GT

SGT:第1戦富士公式練習 フロントエンジンのNSX-GTが1-2!トップは#100山本/牧野組

2020オートバックス スーパーGT第1戦「たかのこホテル富士GT300kmレース」の公式練習が7月18日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#100山本尚貴/牧野任祐組(RAYBRIG NSX-GT)がトップタイム。GT300クラスは#2加藤寛規/柳田真孝組(シンティアム・アップル・ロータス)がトップだった。

今週末最初の走行となる公式練習は、富士名物の濃霧の影響で開始時刻が1時間15分遅れて午後5時15分にスタート。これにより混走時間も当初予定された90分間から20分短い70分間とされた。ただし各クラスの専有走行は予定通り10分間で行われた。
開始時の気温は20℃、路面温度22℃。ウェット宣言、ライトオンの指示はでていたものの路面はほぼドライだった。

新たなクラス1規定のもとでシャシーを一新したGT500クラスは、フロントエンジンに改められたホンダNSX勢が6月の公式テストに続いて好調ぶりを見せる。

開始12分すぎにGTに初めてレギュラー参戦を果たした#16笹原右京(Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT)が1'28.910でトップに浮上すると、すぐさま昨年度GT300チャンピオンの#8福住仁嶺(ARTA NSX-GT)が1'28.214を記録して笹原を上回る。

その後はベテラン勢がタイムを上げ、開始30分で#17塚越広大(KEIHIN NSX-GT)が1'28.192、#100山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)も開始45分過ぎに1'27.818を記録するが、#8福住はすかさず1'27.596を叩き出して再びトップに。

この時点でスープラ勢のトップは#14大嶋和也/坪井翔組(WAKO'S 4CR GR Supra)の3位。坪井が開始60分で1'28.146を記録した。ニッサンGT-R勢では序盤に平手が1'28.580を記録した#3平手晃平/千代勝正組(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)の7位が最高位と、公式テストに続いて苦しい滑り出しとなった。

終盤の専有走行に入るとスープラ勢が相次いで1分27秒台のタイムをマークしてNSX勢に割って入らんとするが、#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)は1'27.279までタイムを縮めて一歩も譲らず、今季チームを移籍した#100牧野任祐(RAYBRIG NSX-GT)もチェッカー直前にに1'27.248を叩き出してトップに浮上、ホンダNSXが1-2で公式練習を終えた。
3位は#39中山雄一/山下健太組(DENSO KOBELCO SARD GR Supra) 。ヘイッキ・コバライネンに代わって起用された山下が1'27.370を記録。#36関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ組(au TOM'S GR Supra) が1'27.408で4位で続いた。
一方ニッサンGT-R勢はNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rの11位が最高という結果に終わっている。

GT300クラスは混走から#96新田守男/阪口晴南組(K-tunes RC F GT3)、今季からポルシェ911 GT3 Rにクルマを変更した#25松井孝允/佐藤公哉組(HOPPY Porsche)、#30永井宏明/織戸学組(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT)、#11平中克幸/安田裕信組(GAINER TANAX GT-R)、#65蒲生尚弥/菅波冬悟組(LEON PYRAMID AMG)らがタイムを競い合う白熱した展開となった。
しかし専有走行に入ると今季からカーズ東海ドリーム28に加入したベテランの柳田真孝が1'36.719を叩き出し、#2加藤寛規/柳田真孝組(シンティアム・アップル・ロータス)がトップで走行を終えている。

スーパーGT第1戦はこのあと7月19日午前9時30分より公式予選、午後3時より決勝レースを行う。



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