2020全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦の専有走行が9月26日、岡山国際サーキットで行われた。トップタイムを記録したのは#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)で1'13.741。上位5台をホンダエンジン勢が占めた。
新型コロナウィルスの影響で開幕が遅れに遅れ、ようやく8月にツインリンクもてぎで第1戦を開催した今シーズンのスーパーフォーミュラ。その影響は第2戦にも及び、開幕戦に続いて欠場を余儀なくされたユーリ・ヴィップス(TEAM MUGEN)に代わって笹原右京が15号車をドライブすることになったほか、先週行われたルマン24時間レースに出走した中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)や小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、山下健太(KONDO RACING)らも今回は出走が許されなかったため、36号車を宮田莉朋が、7号車を中山雄一が、3号車は阪口晴南がドライブすることになった。宮田と阪口晴南はスーパーフォーミュラライツとのダブルエントリーだ。また開幕戦で名取鉄平がドライブした#50(Buzz Racing SF19)は今回高星明誠が、#12ThreeBond Drago CORSEも今回はタチアナ・カルデロンに代わって塚越広大がステアリングを握る。
このように全19台中6台がスポット参戦という状況のなか、専有走行は午前10時20分開始された。天候は曇り。コースはドライだ。
序盤から好タイムを記録してきたのは#64牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19)。計測2周目に1'19.441でトップに立つと、その次の周では1'14.767までタイムを縮める。
だが開始10分余りで大嶋和也(ROOKIE Racing PONOS SF19)がブレーキトラブルのため1コーナーでコースアウト、タイヤバリアに突っ込んで停止してしまったため、この日最初の赤旗が提示され、セッションは中断となった。大嶋はそのまま走行を終えることに。
車両回収ののち、午前10時43分に走行が再開されると、すかさず#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)尻が1'13.741を叩き出してトップに浮上。#65大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が1'13.838で2位、#6福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が1'14.127で3位につける。
#15笹原も走行開始から40分が経過したところで1'14.068を記録、福住を退けて3位に浮上し、#64牧野も1'14.145までタイムを縮めて5位につけた。
トヨタエンジン勢の最上位は#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)の6位だが、5位牧野との差はわずか0.026秒だ。
今回スポット参戦することになった#36宮田は1'14.455で9位、#7中山は1'14.536で10位と健闘。#3阪口は1'14.856で16位に終わっている。
専有走行は残り時間が7分を切ったところで2度目の赤旗が提示されたため、そのまま終了となった。
第2戦岡山はこのあと午後2時よりフリー走行が60分で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum









