フォーミュラ・リージョナルジャパニーズ選手権第12戦は1日、岡山国際サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートした阪口晴南(Sutekina #3)が20周・29分3秒431で優勝した。マスタークラスはDRAGON(B-MAXエンジニアリング)が優勝した。
フォーミュラリージョナル第12戦は午前11時45分にフォーメーションラップが始まった。上空には雲が広がり、太陽が見え隠れする。今田信宏(JMS RACING)はステアリング系のトラブルでピットスタートとなった。
スタートでは「第11戦より決まった」というポールシッターの阪口晴南(Sutekina #3)がトップで1コーナーに向かい、以下、予選順位通りに古谷悠河(TOM'S YOUTH)、三浦愛(Super License)、石坂瑞基(Sutekina #8)と続く。ヘアピンでは石坂が三浦を攻略し3位に上がった。
トップに立った阪口は1周目に2位古谷を1秒4離すと、徐々にその差を広げ始める。7周目には2秒5と広げたところで、2位の古谷が8周目にここまでのファステストラップとなる1分26秒773をたたき出し2秒3と差を縮めた。
ここから古谷の逆襲が始まると思われたが「短いインターバルの間にセットを大幅に変更した」という阪口のペースは衰えず、逆に9周目には1分26秒668とファステストを古谷から奪い返した。さらに10周目にはこのレースのファステストタイムとなる26秒638をマークし古谷を突き放す。
阪口はその後も古谷との差を広げ20周を走って、5秒142差で悠々とゴール。第12戦を完勝で締めくくった。
2位には阪口が、3位には大きく遅れて石坂が、4位には抜かれた後も石坂に食い下がった三浦が入った。
マスタークラスはポールシッター・植田正幸(Rn-sports F111/3)のリードで始まるが、徐々に差を詰めてきた予選2位のDRAGON(B-MAXエンジニアリング)が10周目に植田をパス、そのままゴールした。2位は植田。3位にはピットスタートから順位を上げてきた今田信宏(JMS RACING)が入った。
最終第13戦、第14戦は12月13日、舞台をオートポリスに移し開催される。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Katsuhiko KOBAYASHI
Yoshinori OHNISHI