フォーミュラ・リージョナルジャパニーズ選手権第11戦は1日、岡山国際サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートした阪口晴南(Sutekina #3)が17周・24分54秒570で優勝した。マスタークラスは植田正幸(Rn-sports F111/3)が優勝した。
フォーミュラリージョナル第11戦、第12戦決勝が行われる岡山国際サーキットは昨日の予選日に続き好天に恵まれた。朝方冷え込んだ気温も徐々に上昇する中、午前8時45分9台(うち4台はマスタークラス)が参加してフォーメーションラップが始まった。
好スタートを切ったのはポールポジションの阪口晴南(Sutekina #3)でトップで1コーナーを通過。予選2位の古谷悠河(TOM'S YOUTH)は1コーナーでオーバーラン、4位に落ち、2位には予選3位から石坂瑞基(Sutekina #8)が、3位には同4位から三浦愛(Super License)が上がる。古谷はオープニングラップに三浦をかわし3位まで順位を回復した。
阪口は序盤から逃げる。4周目には石坂をパスしてきた古谷との差を5秒まで広げた。
阪口はさらに11周目までに古谷との差を5秒5まで広げるが、ここから古谷の逆襲が始まる。
古谷は12周目にこのレースのファステストとなる1分26秒875をたたき出すと、13周目、14周目と26秒台を連発し阪口との差を詰め始める。
しかし残り周回も少なく古谷が阪口に2秒9まで迫ったところでチェッカー。優勝は阪口、2位には古谷が入った。
3位には大きく遅れて石坂が、4位には三浦が続いた。
マスタークラスは、オープニングラップでポールシッターの今田信宏(JMS RACING)と予選2位のDRAGON(B-MAXエンジニアリング)が接触。今田は危険なドライブ行為でドライビングスルーペナルティーをを科され、DRAGON(B-MAXエンジニアリング)も大きく遅れる。
代わってトップに立ったのは植田正幸(Rn-sports F111/3)で2位のDRAGONを1分以上離し悠々とゴール。3位にはSYUJI(B-MAXエンジニアリング)が入った。
阪口は優勝したが終盤のペースに課題を残し、追い上げた古谷は光明を見出したレースとなった。第12戦決勝はこの後午後11時45分からこのレースより3周多い20周で争われる。古谷が、出場したレースで全勝している阪口に土をつけられるかどうかに注目だ。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Katsuhiko KOBAYSHI
Yoshinori OHNISHI