FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:リージョナルレースを盛り上げる期待の若手②古谷悠河

古谷悠河 古谷悠河

フォーミュラリージョナル選手権期待の若手2人目は、今回が4輪レース初体験の古谷悠河(ふるたにゆうが/20歳)(TOM'S YOUTH)だ。

二十歳になったばかりの古谷だが、これまでSLナチュラシリーズ(2014年)、JAFジュニアカート選手権(2015年)、JAF地方カート選手権(2016年)、全日本カート選手権(2017年~)と順調にカートでの実績を積み重ねてきた。

満を持して4輪レースに臨む今年は、リージョナル、FIA-F4は同じトムスユースチームからフル参戦、加えてスーパー耐久(ST-5クラス)にも参戦が予定されており、かなり忙しいシーズンになりそうだ。

「走らせ方がまだ掴めない」というリージョナルでは、予選は第1戦5位、第2戦4位、第3戦3位と尻上がりに良くなっている感じだが、肝心の決勝は4位、5位、4位とほぼ同じリザルトに終わってしまった。しかも、すべて前車を追い上げながら抜きあぐねるというパターンに終止した。

まさに経験を積んでいる途上という感じだが、フォーミュラでステップアップを果たしたいという希望もあり、「まずは表彰台を目指す」と謙虚に語ってくれた。

まだあどけなさの残る古谷だが、リージョナルとF4という性格の異なるフォーミュラを経験することによって、必ずや光るものを見せてくれるはず。シーズン終盤にどのような成長を見せているのか、その変化が楽しみな存在だ。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI


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