FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第1-3戦富士公式予選 記念すべき開幕PPは阪口晴南(Sutekina #3)が奪う!

8月1日、新カテゴリー、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)が富士スピードウェイで開幕を迎えた。
空には雲はあるものの時折日が射し梅雨明けを感じさせる天候となった。新型コロナの影響でスケジュールの組み直しを余儀なくされ、この週末は3レースが行われる。このため、それぞれのグリッドは第1戦が予選Q1のタイム、第2戦が予選Q2のベストタイム、第3戦が予選Q2のセカンドタイムで決まる。
この変則的な予選で圧巻の速さを見せたのが今シーズンはスーパーGT、フォーミュラ・ライツなど多くのカテゴリーにエントリーしている#3阪口晴南(Sutekina #3)。#3阪口はQ1で2位に0.8秒、Q2でも0.3秒引き離す速さを見せ、3レースすべてでポールポジションを奪った。

第1~第3戦公式予選: 3戦ともポールポジションの阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM) 第1~第3戦公式予選: 第1戦2位、第2戦3位、第3戦4位の篠原拓朗(SUTEKINA RACING TEAM) 第1~第3戦公式予選: 第1戦3位、第2,3戦5位の金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM) 第1~第3戦公式予選: 第1戦5位、第2戦4位、第3戦3位の古谷悠河(TOM\'S YOUTH) 第1~第3戦公式予選: マスタークラスで3戦ともポールポジションの植田正幸(Rn-sports)

予選Q1

ドライバーの経験や実績からポールポジション争いは、同じチームで走る#3阪口晴南(Sutekina #3)、#5金丸ユウ(Sutekina #5)、#8篠原拓朗(Sutekina #8)の3人、#6高橋知己(Super License)、#28古谷悠河(TOM'S YOUTH)により行われるものと見られていた。
開始早々トップタイムをマークしたのは#5金丸(1分37秒745)。昨年このマシンのシェイクダウンを担当し一日の長があるように見える。9分が経過しスポット参戦で気合の入る#8篠原がこれを逆転(1分37秒156)するが、本命#3阪口が即座にトップに躍り出る(1分36秒408)。#3阪口は次の周にさらにタイムを縮め(1分36秒315)その座を不動のものとした。
2位#8篠原、3位#5金丸、以下#6高橋、#28古谷、#78阪口良平(Field Racing)と続き、この後方に#11植田正幸(RnーsportsF111/3)を筆頭にマスタークラスのドライバーが続いた。

予選Q2

Q1から10分のインターバルを経て始まったQ2ではコースコンディションも良くなったせいか全体的にタイムアップが見られた。Q2ではセカンドタイムが第3戦のグリッドを決めるため、最低でも2周タイムを記録しなければならない。
最初に1分37秒台に乗せたのは#78阪口(1分37秒904)。ベテランらしい走りで次の周には更にタイムを削ってきた(1分37秒442)。15分の予選が半分を過ぎたあたりから順位変動が激しくなり、#8篠原(1分36秒927)、#6高橋(1分36秒608)が相次いでトップに立つ。しかし、Q1と同様にここから#3阪口が1分36秒080、1分36秒237を立て続けに叩き出し、あっさりとポールポジションを決めてしまった。
2位はQ1から1秒もタイムアップした大健闘の#6高橋、3位#8篠原、4位#28古谷、5位#5金丸、6位#78阪口と続き、7位マスターズトップはQ1に続いて#11植田が獲得した。

第3戦のグリッドとなるセカンドタイムでは、#3阪口、#6高橋に続いて#28古谷が入った。#28古谷は第1戦から尻上がりにグリッド順位を上げている。

決勝は、第1戦が11時40分から、第2戦が午後2時10分から15週で行われる。第3戦は明日の午後2時10分から。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum


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