SUPER FORMULA

SF:第4戦富士フリー走行1回目 コースレコードを上回るタイムで#37キャシディがトップ

全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦のフリー走行が7月13日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#37ニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)が従来のコースレコードを上回る1'22.569を記録してトップタイム。ダニエル・ティクトゥムに代わって今回から参戦の#15パトリシオ・オワード(TEAM MUGEN SF19)は1'23.057を記録し、ホンダ勢最速の8位につけた。

フリー走行1回目: トップタイムはニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)

フリー走行1回目: 2位は関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)

フリー走行1回目: 山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19)

フリー走行1回目: 初登場のパトリシオ・オワード(TEAM MUGEN SF19)は8位

フリー走行は午前9時5分より60分間で行われた。当初雨が心配されたものの、終始ドライコンディションでの走行となった。途中スープラコーナー立ち上がりで#4国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19)がスピンしたことにより赤旗中断があったものの、それ以外は大きなアクシデントもなく順調に進行した。

開幕戦を制したキャシディは今回も好調で、序盤から1'22.868を記録してトップに立つ。終盤に入って#3山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19)が1'22.730を記録してトップに立ったが、キャシディはその直後に1'22.569を叩き出し、再びトップの座を奪い返した。

このタイムはアンドレ・ロッテラーが2014年の第2戦で記録した1'22.572のコースレコードを上回るもの。公式予選での大幅なタイム更新が大いに期待できそうだ。2位には#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)が割って入り、山下は3位でフリー走行を終えた。

また、開幕から15号車をドライブしていたダニエル・ティクトゥムが突如レッドブルのスカラシップから外されたことに伴い、今回から参戦することが決まったオワードは昨年のインディライツチャンピオン。今シーズンはインディカーシリーズに参戦しながら、先日のFIA-F2オーストリア大会にも参戦したレッドブル期待の若手。前日の専有走行では最下位に終わったものの、このセッションでは一時3位に食い込む速さを見せ、ホンダ勢最速の8位につけた。

第4戦の公式予選はこのあと午後2時45分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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