ピレリスーパー耐久シリーズ第1戦「鈴鹿"S耐"春の陣」が23日、鈴鹿サーキットで開幕。午前中、フリー走行が行われST-Xクラスの星野敏/ダレン・ターナー/近藤翼組(D'station Vantage GT3)が2分0秒827でトップタイムを記録した。
三重県の桜の名所「サーキットの桜」のつぼみも膨らみつつある早春の鈴鹿サーキットで今シーズンのスーパー耐久が開幕。肌寒い気温の中、午前9時40分より予選前、1時間のフリー走行が行われた。
開幕第1戦は8クラス、52チームが参戦。初めて全クラス複数チームがそろい、クラス優勝をかけた争いが始まった。
セッションは開始10分過ぎにFCY(フルコースイエロー)と赤旗が、開始40分にはFCYが出され中、行われた。
総合のトップタイムを記録したのは、アストンマーチンのワークスドライバー、ダレン・ターナーを擁する7チームが参加するST-Xクラスの星野敏/ダレン・ターナー/近藤翼組(D'station Vantage GT3)。2分0秒827と2位以下を2秒3離すぶっちきりでフリー走行を切り上げ、予選に向け上々の滑り出しとなった。
初めて複数の3チームが参加したST-Zクラスは日本初登場の飯田太陽/加藤寛規/高橋一穂組(ケーズフロンティア SYNTIUM KTM)が、8チームが参加するST-TCRクラスは塚田利郎/蘇武喜和/芳賀邦⾏/清瀧雄二組(AZIMUTH CIVIC TCR)が、2チームが参加するST-1クラスはXU Ling Xiao/Zhang Zhi Oiang/廣田築/Ye Hong Li組(Z-REX ADVICS R8 TRACY)が、4チームが参加するST-2クラスは冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組(新菱オート☆DIXCELエボⅩ)が、7チームが参加するST-3クラスは服部尚貴/脇阪薫一/吉田広樹組(埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークX)が、10チームが参加するST-4クラスは平中克幸/国本雄資/HIRO HAYASHI組(林テレンプSHADE RACING 86)が、最大勢力の11チームが参加するST-5クラスは梅本淳一/窪田俊浩/梅田真祐組(J'S RACING☆FIT)がトップタイムを記録している。
予選はこの後、午後12時30分よりA、Bドライバーごとに行われ、合算タイムで決勝のグリッドが決定する。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Keiichiro TAKESHITA