SUPER GT

SGT:第7戦SUGO練習走行 KEIHIN NSXを筆頭にNSX勢好調。GT300はK-tunes RC FとBRZが同タイムでトップに並ぶ

いよいよシリーズも残り2戦。今シーズンは天候に翻弄されるレースが多いが、そのなかでGT500クラスはレクサス勢が5勝と圧倒的な強さを見せている。チャンピオン争いでもレクサスが勢が上位を占め、その優位は揺るぎないが、ウェイトハンデが半減される今回、GT-R、NSX勢が巻き返しを図ることができるのか注目される。

一方、混戦のGT300クラスは、#55NSX、#88ランボルギーニ、#96レクサス、#56GT-Rがチャンピオンの座を争っており、今回の結果次第ではこのなかから誰かが抜け出すことになるかもしれない。

予選日の午前9時から1時間45分間行われた練習走行では、ウエイトハンデの軽減と涼しいコンディションも手伝って、GT500クラスではコースレコード(1分10秒248)に迫る好タイムラッシュとなり、予選ではレコード更新に期待がかかる。

気になる天候は、予選日は曇りだが、決勝日は雨の予報が出ている。

■GT500クラス

レスサス勢に一泡吹かせたいGT-R、NSXが終始気を吐いた。

開始30分に#1山本尚貴/ジェンソン・バトン組(RAYBRIG NSX-GT)が1分11秒458のトップタイムをマークすると、今季NSX勢で抜き出た速さを持つ#17塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT)が1分11秒221で更新。

さらに、開始から50分を過ぎたところで、#12佐々木大樹/ジェームス・ロシター組(カルソニックIMPUL GT-R)が、1分11秒181をマークしてトップに立った。

最後に設定された10分間のクラス別専有走行では、予選さながらのアタックが繰り広げられ、それまでのタイムを大きく更新する1分10秒台が続出。

#19坪井翔(WedsSport ADVAN LC500)1分10秒802、#8伊沢拓也(ARTA NSX-GT)1分10秒698、#23松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)1分10秒675、#17バゲット1分10秒281と、次々にトップタイムを更新。

#64牧野任祐(Modulo Epson NSX-GT)も最後に1分10秒697を叩き出して3番手に食い込む健闘を見せ、NSX勢の好調を印象づけた。

■GT300クラス

走行開始時は、冷えた路面に足元をすくわれるマシンが目立った。#52脇阪薫一/吉田広樹組(埼玉トヨペットGBマークX MC)は、2コーナー立ち上がりでスピンし、リアをタイヤバリアにヒット。リアウイングを失ってしまう。また、#25松井孝允/佐藤公哉組(HOPPY 86 MC)は馬の背コーナーでスピンアウト。赤旗の原因を作ってしまった。

走行再開後は各マシン順調に周回を重ね、#96新田守男/阪口晴南組(K-tunes RC F GT3)が早々に1分18秒178のトップタイムをマーク。このタイムを破るものはなかなか現れなかったが、#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1000分の1秒まで同一の1分18秒178タイムを叩き出して並び、#25HOPPY 86(1分18秒194)が僅差でこれに続いた。

最後の10分間の専有走行も大きな順位変動はなく、上位では唯一#720荒聖治/アレックス・パロウ組(McLaren 720S)が、4番手となる1分18秒455をマークして走行は終了。

まとめ: Shigeru KITAMICHI


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