全日本スーパーフォーミュラ選手権は5日、鈴鹿サーキットで昨日に続き2日目の公式テストを行った。午前と午後2回のセッションが行われ、この日は福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップタイムを記録した。2日間の総合ではアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)が最速タイムを記録している。
午前のテストは10時から。昨日と代わって終始ドライコンディションで行われた。セッション中盤に昨日トップタイムをマークしたアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)が1分37秒229でトップに立つ。
終盤は各ドライバー予選シミュレーションを行い、福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分36秒150でトップに。2位には山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が続き、ダンディライアンが1-2。3位はダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)でホンダエンジンがトップ3を独占した。
午後のセッションは延長され2時45分から5時15分まで。開始から40分あたりで小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が1分36秒935でトップに立つ。
開始から1時間あたりには大嶋和也(TEAM LEMANS)がスプーン立ち上がりでスポンジバリアに接触して赤旗が提示される。
再開後も小林のタイムを上回るドライバーはセッション終盤まで現れなかったが、予選シミュレーションが始まると山下健太(KONDO RACING)が1分36秒456と小林のタイムを更新してトップに。さらに2位にはアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)が上がり、小林は3位でセッションを終えた。
2日間のトータルではパロウがトップ、2位に福住、3位に山下となっている。
この後、3月26日、27日に富士スピードウェイで2回目の公式テストが行われ、いよいよ4月20日にここ鈴鹿で今シーズンのスーパーフォーミュラが開幕する。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum