SUPER FORMULA

SF:第3戦SUGO公式予選 全セッションを制した山本尚貴が今季初ポールポジション

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦は22日、スポーツランドSUGOでノックアウト方式の公式予選を行い、山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)がポールポジションを獲得した。

ピットで待機する山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

ポールポジションは山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)

予選2位は野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)

予選3位はルーカス・アウアー(Red Bull SF19)

ポールポジションを獲得した山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

ポールポジションを獲得した山本尚貴と村岡潔監督(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 公式予選は午後1時20分から。午前のフリー走行終了時からの天候は、雨が降っては日が差すというパターンを繰り返ししていたが、予選開始時には雨はやみ路面はほぼドライコンディションとなった。しかし、相変わらず雨模様でべたべたとした冷たい風が場内を吹き抜け、天候は予断を許さない。

 SUGOラウンドはQ1が2グループに分けて10分ずつ行われることとなり、A・Bグループそれぞれ上位6台がQ2に進出する。

 Q1、Aグループでは平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)が、Bグループでは山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)がトップで通過。有力ドライバーでは開幕戦優勝のニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)、前戦優勝の関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)、ルマンウィナーの中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)、ダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN SF19)などがここで敗退した。

 Q2では、山本が驚異的なタイム、コースレコードを大きく上回り3秒台に入る1分3秒953を叩き出しトップで通過。2位には牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が、3位には福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5Y SF19)が付けた。トヨタエンジンユーザーでは唯一、小林可夢偉(KCMG Elyse SF19)が8位で通過した。ここではQ1、Aグループでトップタイムの平川などが敗退した。

 Q3は雨が降り始めた中で始まった。ここではナカジマレーシングの2台、アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING SF19)と牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19)がそろってアタック中にSPコーナーでクラッシュ。赤旗が提示された。

 セッションは再開されず、このまま終了。この時点でトップタイムを出していた山本がポールポジション。2位に野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)が、3位にルーカス・アウアー(Red Bull SF19)が入った。クラッシュしたパロウと牧野は赤旗の原因を作ったためタイムを抹消された。

 山本以外はアタックに入る前のタイムで順位が決まっており、消化不良の予選となってしまった。

 決勝は明日23日、午後2時20分より68周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース