スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第3戦は11日、鈴鹿クラブマンレース第3戦で公式予選を行い、澤龍之介(TPS・KK-SⅡ・制動屋)が開幕から3戦連続でポールポジションを獲得した。
公式予選は午後2時10分より20分間で行われた。路面温度は50度に達し、この時期としては高温の中での争いとなった。
予選は荒れた。開始10分前には、普勝崚(FTK・レヴKKS-Ⅱ)がS字でクラッシュ。再開後には元嶋成弥(KKS2)がやはりS字でコースアウトし2度の赤旗が提示された。
そんな中、1度目の赤旗前に2分15秒836でトップに立っていた澤龍之介(TPS・KK-SⅡ・制動屋)が、2度目の赤旗後に15秒434までタイムを縮め、開幕から3戦連続でポールポジションを獲得した。
2位には、前戦優勝の岩佐歩夢(Rn-sports制動屋DプロKK-S)が2分15秒879で付け、3位には菊池宥孝(ラインアップKRS KKS-Ⅱ)が16秒171で入った。
女性ドライバーの村松日向子(Rn-Sports制動屋KK-S2)は4位と健闘。5位には入山翔(giddy up KKSⅡ yamasyo)が、6位には荒川鱗(Drago CORSE 10V)が入った。
またこのレースではウエストのニューマシン19Jがデビュー。デザインは同社の川北弘毅氏とスーパーフォーミュラ、スーパーGTのエンジニアを勤める田中耕太郎氏との合作。前作の17Jに比べグラマラスなボディーとなっている。ルーキーの西村和真がドライブし22位に付けた。「ドライバーといっしょに成長していきたい」(田中氏)と、今後の熟成が楽しみなマシンだ。
第3戦決勝は明日12日午前11時30分より10周で行われる。2度の赤旗のためアタックのタイミングを逃し下位に沈んだ実力のあるドライバーもおり、面白いレースになりそうだ。
2レース制のため、第4戦は午後4時15分より12周で行われる。第3戦の結果でグリッドが決定し、上位6台がリバースグリッドとなるためこちらも白熱したレースが見られそうだ。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum