全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦のフリー走行2回目は#37ニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)で1分14秒389。2位は#64アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING SF19)で1分15秒252だった。
フリー走行は当初予定より5分遅れの午前9時10分より30分間で行われた。これはこの前に行われたTCRJサンデーシリーズの予選で赤旗中断があった影響。スーパーフォーミュラの走行は大きなアクシデントもなく順調に進行した。決勝日の天候は晴れ。路面はドライだ。
トップタイムのキャシディは走り始めて4周目にベストタイムを記録。しかしその後は1分16秒台で周回を重ねており、これが決勝でのペースになると思われる。昨日の予選Q2で10位と不本意な結果に終わっただけに、燃料搭載量少なめで一発のタイムアタックを試みたのであろう。
これとは対照的だったのがパロウだ。ミディアムタイヤで走り始めたパロウは5周目にソフトに交換。その後は7周目から16周目までと20周目に1分15秒台のタイムを記録している。
ポールの#20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)を始めとする上位陣は一発のタイムこそ1分15秒台を記録しているものの、殆どの周が1分16秒台にとどまっている。
勿論どのドライバーがどれだけの燃料を積んでいたかは不明だが、このタイム差だけをみれば予選8位のパロウがレースをリードする可能性は大いにあると考えられる。
果たして他のドライバーはどういう戦略でこれに対抗するのか。注目の決勝レースは午後3時5分より68周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum