全日本F3選手権第1戦、第2戦の公式予選が4月21日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)がベストタイム、セカンドベストいずれも他を大きく引き離し、2戦連続でポールポジションを獲得した。
参加台数は14ながら、4名の外国人ドライバーに加え、イギリスの名門カーリンモータースポーツの参戦、B-MAXとモトパークのジョイントなど、今季の全日本F3は開幕前から話題豊富なシーズンとなっている。トムスも坪井翔のステップアップに伴い、昨年までFIA-F4で優勝争いを演じていた#37小高一斗(カローラ中京Kuo TOM'S F317)を抜擢しており、こちらにも注目が集まる。
開幕ラウンドの公式予選は午前10時30分より30分間で行われた。天候は快晴。絶好のコンディションでの走行となった。
序盤から速さを見せつけたのは参戦3年目になる宮田。最初のアタックで1'52.057を記録すると、タイヤを交換して臨んだ2度目のアタックで1'51.305、1'51.692を立て続けに記録、2位以下をベストタイムでコンマ5秒、セカンドベストでもコンマ4秒引き離し、堂々の連続ポールをものにした。
2番手には今季初参戦の#11サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)がベスト1'51.874、セカンドベスト1'52.874で続き、こちらも2戦連続でフロントローを獲得した。
#2大湯都史樹(TODA FIGHTEX)はベストタイム1'52.174で3番手につけたが、セカンドベストでは小高が1'52.376で3番手を獲得、初表彰台に期待がかかる結果となった。
第1戦決勝は明日朝9時50分より12周で、第2戦決勝は明日午後4時25分より17周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum