全日本F3選手権第17戦は18日、ツインリンクもてぎで決勝を行い、宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)がポールトゥウィンで今季6勝目を飾った。
ツインリンクもてぎは雲は多いものの晴れ。昨日よりは気温が低めとはいえ、酷暑の中で午前8時25分フォーメーションラップが始まった。
ポールポジションの宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)は動き出しが鈍く、1コーナーで予選2位のサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)に並びかけられるが、2コーナーではタイヤを縁石の外に落としながらもなんとか抑えきることに成功。続くコーナーでもフェネストラズの追撃を振り切りトップでコントロールラインに戻ってきた。
3位には予選順位通りに小高一斗(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が続くが、予選4位のエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)はスタートでエンジンストール。4位には予選5位のシャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)が、5位には同6位の大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が、6位には同9位から河野駿佑(RS FINE K&N F318)がジャンプアップした。
トップに立った宮田は5周目にはこのレースのファステストラップをマークし、徐々にフェネストラズを離し始める。7周目には1秒7と安全圏まで差を広げると14周を走って今季6勝目を飾った。2位にはフェネストラズが入った。
3位の小高は上位2人には離されるが4位以下よりはペースが良く、単独走行でこの順位のままゴールを迎えた。
4位以下のドライバーも互いに決め手が無く、スタート時の順位のまま。4位にミレッシ、5位に大湯、6位に河野が入った。
マスタークラスはDRAGON(TEAM DRAGON F3)が優勝。今季8勝目を飾った。
第18戦は本日午後4時20分より20周で行われる。16戦の結果でグリッドが決定するが、ポールポジションのフェネストラズは勝てば文句なしに今シーズンのチャンピオンが決定する。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum