F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第9戦オートポリス決勝 #7佐藤が貫禄の6勝目。タイトル獲得へ大きく前進

FIA-F4選手権第9戦の決勝が9月7日、大分県のオートポリスで行われ、ポイントリーダーの#7佐藤蓮(SRS/コチラレーシング)が今季6勝目を挙げた。ポールシッターの#5三宅淳詞(HFDP/SRS/コチラレーシング)が2位、予選3位の#6太田格之進(SRS/コチラレーシング)が3位で続き、Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクトが今季3度目の表彰台独占を達成した。

13周の決勝がスタートした

優勝は佐藤蓮(SRS/コチラレーシング)

決勝2位は三宅淳詞(HFDP/SRS/コチラレーシング)

決勝3位は太田格之進(SRS/コチラレーシング)

第9戦決勝は午後1時15分より13周で行われた。天候は晴れ。路面はドライでの戦いとなった。

スタートではポールシッターの三宅が動き出しでエンジンストールしかかる痛恨のミス、その隙をついて佐藤がアウトから並びかけてトップを奪うと、そのまま一気に突き放しにかかった。懸命に佐藤を追う三宅だったが、佐藤はレース中盤にタイヤを温存するためにペースを緩める余裕すら見せて13周を走りきり、富士スピードウェイでの第7戦、第8戦に続いて3連勝を達成、今季通算6勝目を挙げてポイントスタンディングでも2位以下を更に引き離すことに成功した。

一方ランキング2位の#60菅波冬悟(OTG DL F110)はこのレースを7位で終えたため、両者のポイント差は78に広がったため、今後の展開いかんによっては次の第10戦でチャンピオンが決まる可能性が出てきた。

インディペンデントカップは予選トップの#2仲尾恵史(TCS Racing Team)がスタートからトップを快走し、今季3勝目を挙げている。

第10戦決勝は明日朝9時10分より13周で行われる。

インディペンデントカップ優勝は仲尾恵史(TCS Racing Team) 表彰式 インディペンデントカップの表彰式

第9戦優勝 #7佐藤蓮(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
優勝した佐藤蓮(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト) ここは抜けないコースなんで、スタートで抜けちゃえばあとはミスしないで自分の仕事をこなすだけでした。いいレースでした。後半に向けてペースを抑えてタイヤを温存できました。明日はポールスタートなので、またスタートを決めて着実に勝てるように頑張ります。
第9戦決勝2位 #5三宅淳詞(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
決勝2位の三宅淳詞(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト) スタートでミスをしてしまいました。動き出しでパワーを食われてしまい、エンストしかかって失速しました。その後のペースは悪くなかったので、明日はスタートを決めて勝てるように頑張ります。明日は今日の逆のバージョンをしたいと思います。
第9戦決勝3位 #6太田格之進(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
決勝3位の太田格之進(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト) このコースは抜けないですね。今日は予選失敗してしまったので、それでこの結果になってしまいました。前で二人やりあってくれたらよかったんですけど、うまく抜けていってしまったので、チャンスが無かった感じです。でも後ろもついてこれてなかったので、僕たちホンダ勢の圧倒的な速さは見せつけられました。ただ個人的には表彰台独占よりも自分が勝ちたい気持ちの方が大きいです。
第9戦インディペンデントカップ優勝 #2仲尾恵史(TCS Racing Team)
インディペンデントカップ優勝の仲尾恵史(TEAM RIGHT WAY) 練習からずっとよかったので、今日は落ち着いていこうと。若手とちょっと絡んだんですけど、うまいこと前に行ってもらって、ロスなく走ることができました。オートポリスは去年のFIA-F4で初めて走って、2連勝しています。他のカテゴリーでは全く走ったことがないんですけど、なんか相性がいいんですよね。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース