鈴鹿モータースポーツファン感謝デーから始まった今シーズンのスーパーフォーミュラの走行は、翌日の12日から本格的なテスト走行が開始され、この日の午前中のトップタイムを叩き出した小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が、初日の総合でもトップタイムとなった。
土曜日から高気圧に覆われている鈴鹿サーキットは、この日も朝から青空が広がる絶好のテスト日和となり19台のマシンが午前10時15分の走行開始と共に続々とコースイン。
前日のファン感謝デーの午後の走行を体調不良によりキャンセルした国本雄資(P.MU/CERUMO · INGING)もセッション開始から走行を開始、7号車には、オリバー・ローランド(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)が、50号車にはヤン・マーデンボロー(B-MAX Racing Team)が乗り込んだ。
各車が順調にテストを消化し、午後12時15分の午前のセッション終了直前に1分36秒122のタイムを出した小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が午前中のトップに。
2番手に平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が、3番手に野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が続き、4番手にルーキーの松下信治(同)、同じくルーキーの福住仁嶺(TEAM MUGEN)までがトップ5に。
長いお昼のインターバルを挟んで午後3時から始まった午後のセッションは、引き続き青空が広がるものの、強い西よりの風が吹く中で走行が開始された。
このセッションから50号車には千代勝正(B-MAX Racing Team)が乗り込んだ。開始から10分が過ぎようとしたところでこの日最初の赤旗が提示され、再開後10分で2回目の赤旗と、午後のセッションは計4回の赤旗が提示されることとなった。
その中で1分36秒141とタイムを伸ばしたのは中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、国本、石浦宏明(P.MU/CERUMO · INGING)とトヨタ勢が午後のトップ3に。
4番手に野尻、5番手に松下とホンダ勢も僅差で続き、この日のセッションが終了した。
この公式テストは13日も行われる。
Text: Motorsports ForumPhoto: Hiroyuki MINAMI