前回の鈴鹿公式テストから約2週間のインターバルを経て、今シーズン2回目のスーパーフォーミュラ合同テストが3月28・29日の二日間の日程で富士スピードウェイで行われる。
テスト初日は快晴の下、午前9時30分から1回目のセッションがスタート、マシンが続々とコースインしていく。
また未定だった7号車(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)にはピエトロ・フィッティパルディが乗車、これで開幕戦に向けて、全19台のドライバーが確定する事となった。
セッション終盤までは各車淡々とテストメニューを消化していくが、残り20分となる頃に国本雄資(INGING MOTORSPORT)がコース上にマシンを停めたため赤旗が提示される。
セッション再開後、残り15分余りという事で各車がアタックラップに入り、1分21秒861と唯一21秒台を叩き出した関口雄飛(TEAM IMPUL)が午前中のトップに。2番手にジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)が、3番手に最後のアタックで1分22秒767とタイムを伸ばした千代勝正(B-MAX RACING TEAM)が続き、4番手に石浦弘明(INGING MOTORSPORT)と、国本までがトップ5となり、午前のセッションは終了した。
お昼のインターバルを挟んで少し風が出たものの気温も20℃まで上がり、14時から午後のセッションが開始された。
午後は多くのチームがロングラン主体のテストメニューをこなしていき、トラブルもなくセッションは終えるかと思われたが残り30分を切るタイミングで山本尚貴(MUGEN)が100Rにマシンを停めたため、赤旗が提示された。
車両回収後にセッションは再開、このセッションは10分間の延長もアナウンスされた。残り10分を切るタイミングで各車がこの日最後のアタックラップに入り、まずは山下健太(KONDO RACING)が1分22秒681とタイムを伸ばし一旦はトップに立つものの、最後のアタックで国本が1分22秒168と山下のタイムを逆転し、午後のセッションのトップタイムとなった。
結果、山下は2番手、3番手に福住仁嶺(MUGEN)、4番手に石浦、5番手に塚越広大(REAL RACING)までがトップ5となり、総合トップタイムは関口が午前中に出した1分21秒861でスーパーフォーミュラ合同テスト初日を終えた。
Text: Motorsports ForumPhoto: Hiroyuki MINAMI