SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿決勝会見 「塚越選手は絶対何かしてくると思っていました」(山本尚貴)

決勝フォトセッション: トップ3と優勝チーム監督

優勝 #16山本尚貴(TEAM MUGEN)
決勝記者会見: 優勝した山本尚貴(TEAM MUGEN) もう「うれしい」のただ一言です。最後はかなり追い詰められたので勝ち方としては心の底から喜べるものではないかもしれませんが、戦略の違いもありますし。ポールポジションからはソフトを選択することがどうしてもできなくて、ミディアムタイヤを選択してスタートしましたが、自分たちのチームとしては戦略面でベストを尽くせたと思います。その中で、関口選手の終盤の際立ったスピードは脅威でしたし、次戦以降気を引き締めていかないとと思いました。戦略の違いでペースの速いクルマが居たりして、自分も調子がいいはずなのになんでこんなに追い詰められているのか、走りながら自信が無くなるぐらい展開が読めませんでした。でもこういう結果になったことで、いい戦略といいクルマを用意してくれたチームとさくら(研究所)のみんなには感謝しています。
塚越選手については、スタートの前から絶対何かしてくると思っていました。あそこは2ストップ作戦で味を占めているチームですし、福住選手をすぐにパスしたのを見た瞬間に「あ、軽いな」と思いました。なので彼を前に出しても負けることはないなと思いつつも、彼の後ろを走ってタイヤを傷めることはできるだけ避けたいと思いました。今回最大の勝因は塚越選手を1コーナーで押さえた事だと思います。あそこで仮に前に行かれていたら、塚越選手の前には出られても関口選手にやられていたと思うので。
決勝2位 #19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
決勝記者会見: 2位の関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) 昨日はQ2で赤旗のでるタイミングが悪くて、本来の自分のアタックができないまま、14位という不本意な結果に終わってしまいました。それを今日2番手まで追い上げることができて、非常に満足しています。
タイヤ選択はスタート直前まで決まっていませんでした。周りを見て決めようと、一時はミディアムで行こうとも思いましたが、(星野)一樹さんに相談したら「ソフトでもいいんじゃないか」と言ったので、それもそうだと思ってスタートしました。最後はたれてきて限界だったのであそこでピットに入りました。周りに比べて持ちは良かったかなと思います。300kmレースだったので、最低でも15周はいかないと燃料が足りなくなりますから、そこまでは頑張って、あとは周りの状況、前後とのギャップを見て決めようと思って走っていました。
(平川亮との接触について)自分はアウトラップでタイヤが冷えていたために追いつかれましたが、あそこで譲るわけにはいかないので牽制したら飛んでいった、という感じです。
決勝3位 #5野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
決勝記者会見: 3位の野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 再び記者会見に戻ってこられるチャンスを与えてくださったチームとホンダさんに感謝しています。反面、私の中では取り返しのつかないミスをしてしまったので、シーズンが終わるまでにしっかり取り返そうという気持ちしか今はありません。手応えを感じられたと同時に悔しさの残るれエースになりました。これをバネに次のレースを迎えたいと思います。
次のオートポリスは昨年調子が良かったんですが、今年はタイヤのスペックも変わっているので、いまの状況を踏まえてもう一度考えないとと思います。天候はわかりませんが今より難しくなると思いますし、気温が上がればセクター3はズルズルの状態になるかもしれません。まあレースとしては面白くなるんじゃないでしょうか。
優勝チーム監督 手塚長孝(TEAM MUGEN)
決勝記者会見: 優勝チーム監督の手塚長孝氏(TEAM MUGEN) ポール・トゥ・ウィンという最高の形で開幕を迎えて本当に嬉しいです。来年はまた新しいシャシーになりますから、ここで鈴鹿は得意ということを証明できてよかったです。今週末は予選からずっと速さを見せられたと思います。山本選手は本当に頑張ったなと。これだけ汗かいてくれましたし。また関口選手、野尻選手も本当に頑張って追いついてこられたなと。次のオートポリスからはまた新たなチャレンジが始まると思って一生懸命頑張ります。本当に山本おめでとう。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース