スーパー耐久

S耐:テストデーもてぎ公式テスト ARN RACINGのARN Ferrari 488 GT3がトップタイム

スーパー耐久機構(STO)は26日、ツインリンクもてぎで4月2日に開幕を迎える第1戦を前に同地で公式テストを行った。

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 昨年の活況を受けて今年もエントリーリストに多数のマシンが名を連ねると予想されるが、現在はまだ年間エントリーリストは発表されていない。公式テスト開始前にオープンピットやグリッドウォークのファンサービスが行われ、13時をむかえると実戦さながらのフォーメーションラップからのローリングスタートというスタートシミュレーションで公式テストが幕を開けた。

 ST-Xクラスには4台が参加。#8 ARN Ferrari 488 GT3 が1分49秒704のトップタイムをマーク。ARN RACINGは2月にイタリアから到着したばかりの新車を投入し、昨年までのMercedes-Benz SLS AMG GT3からマシンをスイッチ。シェイクダウンながら好タイムをマークし、必勝体制でGT-Rの牙城を崩せるか? また、昨シーズンST-1クラスで参戦したD'station RacingがPORSCHE 911 GT3を投入しST-Xクラスにステップアップしてきた。今シーズンのチャンピオン争いが楽しみだ。

 ST-2クラスは昨年のチャンピオン#59 DAMD MOTUL ED WRX STIがトップで2分3秒472をマーク。4台のランサーエボリューション包囲網をかいくぐり孤軍奮闘のWRX STIだったが、今年も力を発揮しそうだ。

 ST-3クラスは7台が参加。#62 DENSO Le BeaussetRC350が2分4秒121をマークしクラストップタイムとなったが、これはST-2クラスのトップに次ぐタイムで他のST-2クラスのマシンを喰ってみせた。この日のテストにST-5クラスでディーゼルのデミオを走らせていたTEAM NOPROがST-3クラスにアクセラディーゼルを持ち込んでいた。空力パーツもなくおろしたてといった雰囲気だったが、2.2Lディーゼルターボのアクセラがどんな戦いを見せるか楽しみだ。

 ST-4クラスは10台が参加。#55 SanOasis田中建築スズバン86が2分9秒544でクラストップ。クラス上位3台がTOYOTA 86という事で開発の進んだ86が優位に立つのか? それともHONDA勢がパワーで対抗するのか? 激戦のST-4クラスから目が離せない。

 ST-5クラスは6台が参加。#48 DIJON RACINGのFIT3が2分18秒153でクラストップとなった。昨年同様、FIT VS VITZにデミオディーゼルが燃費を武器にどこまで食い込むのか?

 今シーズンから新設されたST-Z/ST-RとST-1クラスは今回のテストに参加したマシンはなかった。

スーパー耐久第1戦はここツインリンクもてぎで4月1日に予選、4月2日に決勝が行われる。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA


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