スーパー耐久

S耐:第2戦菅生グループ1決勝 ST-Xクラス内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組(スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が2連勝

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 2017スーパー耐久シリーズ第2戦は宮城県のスポーツランド菅生でグループ1の決勝が3時間で行われ、ST-Xクラスは内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組(#1 スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が第1戦もてぎに続き優勝。ST-1クラスは小川勝人/影山雅美/富田竜一郎組(#31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cup)、ST-TCRクラスは伊藤真一/海老澤紳一/中野信治組(#97 Modulo CIVIC TCR)、ST-2クラスは大澤学/後藤比東至組(#59 DAMD MOTUL ED WRX STI)、ST-3クラスは長島正明/田中徹/田中哲也組(#15 岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34)がそれぞれクラス優勝を飾った。

 13時00分から8分間のウォームアップ走行が行われたが、なんとここでポールポジションの#8 ARN Ferrari 488 GT3が出て来ない。直前にブレーキ周りのトラブルが発見され慌ただしく修復にかかった様子だったが、その後のサイティングラップには間に合いピットアウト。チーム全員が安堵したのもつかの間今度はヘアピンでコースアウト。なんとかコースに復帰しグリッドにたどり着くものの修復直後だけに不安が続く。

 スポーツランド菅生は朝から晴れ渡り爽やかな青空の下、14:00にフォーメーションラップ開始。1周の後ローリングスタートで決勝レースの火蓋が切られた。ここでポールの#8 ARN Ferrari 488 GT3の加速が鈍り、#24 スリーボンド 日産自動車大学校GT-Rと#3 ENDLESS・ADVAN・GT-Rに両サイドから飲み込まれポジションを落とす。代わってトップに立ったのは#3 ENDLESS・ADVAN・GT-Rの山内英輝。

 その後方ではもてぎラウンドの雪辱を果たしたいST-TCRクラスのAudi RS3 LMSの2台がクラストップ争いを長い事続けるが、その背後から予選では後方に沈んでいたHonda CIVIC TYPE-Rがひたひたと忍び寄る。

 レース折り返しとなる1時間30分経過時点でST-Xクラスは#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rがトップ。ST-1クラスは#31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cup、ST-TCRクラスは#98 Modulo CIVIC TCR、ST-2クラスは#59 DAMD MOTUL ED WRX STI、ST-3クラスは#62 DENSO Le Beausset RC350がクラストップに立った。

 その後レース残り1時間10分ちょっととなる頃に最終コーナーで接触があり15:44にSC導入となる。ここで上位陣各車ピットインを行うが、充分なマージンを築き上げたと思われた#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-RがこのSC導入によりマージンが消失。更に同時ピットインした#3 ENDLESS・ADVAN・GT-Rがタイヤ無交換を敢行しピットアウトで逆転。元嶋佑弥のドライブで優勝を目指す。ST-TCRクラスはCIVIC勢がAUDI勢に追い付き激しいバトルを展開し終盤までもつれ込む事に。このSC導入で不運に見舞われたのはST-3クラスのトップを快走していた#62 DENSO Le Beausset RC350で、1時間半以上中山雄一で引っぱったが、SC導入で山下健太が僅か6周しか走らずに嵯峨宏紀に交代。2番手にポジションを落とす。ここで逆転を果たしたのは#15 岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34だった。

 その後#3 ENDLESS・ADVAN・GT-Rの元嶋を背後から#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの平峰がチャンスをうかがい、元嶋の僅かなミスを突き87周目についに平峰が攻略。ワンチャンスをものにしてトップに立つとタイヤ交換のメリットを存分に生かし快走する。

 総合優勝はST-Xクラスの内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組(#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が決めた。2位はYUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔/山内英輝組(#3 ENDLESS ADVAN GT-R)。3位は永井宏明/佐々木孝太組(ARN Ferrari 488 GT3)となった。

 ST-1クラスは小川勝人/影山雅美/富田竜一郎組(#31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cup)が嬉しい初優勝。

 ST-TCRクラスは激しいバトルを制し伊藤真一/海老澤紳一/中野信治組(#97 Modulo CIVIC TCR)が優勝。2位は黒澤琢弥/石川京侍/加藤寛規組(#98 Modulo CIVIC TCR)となり、順位が入れ替わったものの再びCIVICがワンツーフィニッシュ。3位は田ヶ原章蔵/白坂卓也/竹田直人組(#45 LIQUI MORY RS3 LMS)となった。

 ST-2クラスは大澤学/後藤比東至組(#59 DAMD MOTUL ED WRX STI)が優勝。2位は吉田綜一郎/石崎敦士/成澤正人組(#7 サーキットWOLF新菱オートEVOⅩ)となった。

 ST-3クラスは長島正明/田中徹/田中哲也組(#15 岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34)が優勝。2位はトラブルで一時5位までドロップした嵯峨宏紀/中山雄一/山下健太組(#62 DENSO Le Beausset RC350)が追い上げて殊勲の表彰台。3位は本山哲/松原怜史/安田裕信組(#14 SKT team motoyama Z34)となった。

 次戦第3戦は6月10-11日に三重県鈴鹿サーキットで「SUZUKA“S耐”サバイバル」として開催される。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA


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