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SF:第7戦鈴鹿公式予選 相次ぐ赤旗の混乱の中、レース1は#36ロッテラー、レース2は#20マーデンボローがポールを獲得

全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「JAFグランプリ」の公式予選は降り続く雨と相次ぐ赤旗中断によりQ1のみが実施され、レース1は#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)が、レース2は#20ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)がポールポジションを獲得した。

公式予選: ピットで待機するアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)

公式予選: ピットで待機する野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

公式予選: ピットで待機する中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)

公式予選: レース1・ポールポジション、レース2・11位のアンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)

公式予選: レース1、レース2とも2位の野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40S SF14)

公式予選: レース1・3位、レース2・5位の中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)

公式予選: レース1・7位、レース2・ポールポジションのヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)

公式予選: レース1・10位、レース2・3位の伊沢拓也(DOCOMO DANDELION M41Y SF14)

公式予選: ポールポジションを獲得したアンドレ・ロッテラーとチーム監督の舘信秀氏(VANTELIN TEAM TOM’S)

朝から降り続く雨のため、路面コンディションはウェット。このため公式予選は当初予定より5分遅れの午後1時55分に開始されたが、コースのいたるところに川が流れる状況で130Rは全くアクセルが踏めない状況。ホームストレートでもリアが流れる有様だったため、計測が始まる前に早々と赤旗が提示されることになった。

その後天候の回復を待って午後2時40分に予選は再開されたが、コースオープンとなった直後に#7フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)が1コーナーで飛び出し、2度目の赤旗中断。午後2時50分に走行再開されたものの、今度は#18小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)のコースオフで3度目の赤旗。午後3時00分の再開後も#15ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN SF14)のコースオフにより4度目の赤旗という散々な状況。結局この4度目の赤旗をもって予選は終了し、Q2以降の予選は行われないことになった。

こうした混乱の中、各ドライバーは与えられた時間を最大限使ってアタックを行い、3度目の赤旗中断後に1'54.395を記録したロッテラーがトップタイム。ロッテラーはその次の周でも1'53.664を記録していたが、こちらはシケインでのショートカットがあったために無効とされた。2番手タイムは#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40S SF14)の1'54.454、#37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)が1'54.606で続いた。

結局Q1のみで予選が終了したため、朝の公式通知に従ってレース2はQ1のセカンドベスト順でスタートすることとなり、こちらは1'56.961を記録していたマーデンボローがトップに。自身初のポールポジション獲得となった。2番手は1'57.144の野尻、3番手には1'57.744の#41伊沢拓也(DOCOMO DANDELION M41Y SF14)がつけた。

一方、ポイントリーダーの#2石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)はベストタイム4位、セカンドベストタイム9位という結果に。石浦を0.5ポイント差で追う#15ガスリーはベストタイム8位、セカンドベストタイム6位に終わっている。

第7戦決勝はレース1が明日午前9時25分から19周で。レース2は午後2時20分から36周で行われる予定。しかし台風21号の接近により予定通りレースが実施されるかは微妙な状況となっている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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